イタリア GP が終わってから F1 界にも急転直下、いろんな動きが出てきています。
ロータスがF1復帰 (GPUpdate.net)
まずはロータスの F1 復帰決定のニュース。現 BMW ザウバーの撤退に伴って来季の参戦チーム枠に空きができたため、13 チーム目としてライトスピードが「ロータス」の名前で参戦権を獲得。しかもテクニカルディレクターはあのマイク・ガスコイン。トヨタでマシン開発を主導しながら 2006 年に更迭、その後スパイカー~フォースインディアに移ったものの今季の事実上メルセデスセカンドチーム化に伴ってチームを離脱したガスコインが再び F1 の表舞台に戻ってきました。
ただ、個人的なイメージとしては「ロータス」といえばマクラーレンやウィリアムズよりもさらに英国らしい名門チームで、市販車部門もエリーゼやヨーロッパといった洗練されたライトウェイトスポーツの印象が強く、どうしてもあのアクの強いガスコインのコワモテと結びつかない(;´Д`)ヾ。いったんは落選した以前の参戦エントリーの際には、そもそも市販車のロータス・グループが名称の使用権を認めていなかったはずなので、最終的にそれがどのように落ち着いたのかも気になります。
でも復活するなら復活するで、ガスコイン作のマシンは毎度よくできているし、トヨタとのエンジン契約終了(?)によってウィリアムズを放出される可能性がある「ナカジマ」が「ロータス」のマシンを駆る、みたいな妄想もまた楽しかったり(笑。
BMW スイスの投資会社に売却 (GPUpdate.net)
で、「ロータス」に参戦権を明け渡したはずの現 BMW ザウバーはチームの売却に成功。スイスの投資会社 Qadbak 傘下でチーム再建にあたることになりますが、FIA がこれを支持していて他の全チームの了承が得られさえすれば、来季は最大で 14 チームがチャンピオンシップを争うことになります。
これが現実のものとなれば 14 チーム 28 台というグリッドは近年まれに見る出走数で、もしかして予備予選方式とか「予選落ち」方式の復活もあり得るのでは?と思ってしまいます。また、分配金の問題もあって下位チームは渋りそうな気もするなあ・・・とも。ただ、BMW に続いてトヨタあたりの撤退の噂が相変わらず絶えないことや、トロロッソが本当に来季から独立コンストラクターたれるのか?という問題もあって、この先まだいくつか増減があってもおかしくない状況ではあります。
少なくとも現時点で言えるのは、こりゃドライバーのシート争いの話にまで行くには当分時間がかかるだろうな、ということと、メルセデスのブラウン GP 買収の話やエンジンサプライヤーの大シャッフルが起きそうな状況にもなってきたことで、来年どのチームのシートにどんなドライバーが座っていても驚かないような状況、ということでしょうか。おそらくピケ Jr. のシートがどこにも用意されていないだろうことは、私にでも分かりますが(ぉ。
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