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CEATEC 2011

今年も CEATEC に行ってきました。

CEATEC JAPAN 2011

が・・・、

あまりゆっくり見て回る時間がなかったので、行列ができる展示物はほとんど見られず。ソニーの 4K プロジェクタとか、

3D 双眼鏡やヘッドマウントディスプレイも、並んでる時間はなし(´д`)。


数年前に SED の試作展示をやって以来、どこか「CEATEC は行列を作るのが目的」になった感のある東芝(ぉ)は、今年も行列。裸眼 3D 対応でなおかつ 4K ともなれば、そりゃ並ぶでしょう。
3D の次は 4K というか、本来はオーバーフル HD の需要を喚起するために見出されたのが 3D 規格であったりもするわけで、技術的には必然であるわけですが、昨年の 3D 祭りから急激に 4K へのシフト(まあ、機能的には別物なので、アドオンといったほうが正確か)が始まったような印象です。

一応、ブース正面に展示されていたものを遠目から見た限りでは、(映像は 2D だったようですが)確かにフル HD よりも密度のある画質で、もっとじっくり見てみたいと思わされました。50inch を超えてくると、フル HD でもドットが気になってきますが、そういうのは皆無。一般家庭に必要な画質か?とか、メディアなり配信形態なりをどうする?とかいった問題はありますが、いち AV ファンとしてはいつかは手に入れたい画質ではあります。

そういえば、シャープブースではさらに上の 8K も展示していたようですが、全くノーマークだったので、立ち寄りもしませんでした(´д`)。

なんか、アスキーではご丁寧に行列の特集まで組んでくれているので(笑)、これから幕張に行く人はチェックしてみては。

ASCII.jp:CEATECで大行列や人混みを作ったモノをチェック!|ASCIIも出展&全力取材! CEATEC JAPAN 2011レポート

今年は 4K/8K 以外にはそれほど大規模な出展はなかったようですが、個人的に注目していたのは東芝ブース。この道はいつか来た道~、な REGZA サーバーあたりは自分で買うことはないだろうし、いったい一般人でどれくらいの人がこれを欲しがるかは分からないけど、単なる多チャンネルレコーダ/サーバとしてではなく、REGZA Tablet との連携をちゃんと作り込んでいるところに注目しました。

ということで、その REGZA Tablet の新型「AT700」。10inch タブレットとしては第 2 世代にあたる製品で、初代「AT300」は私もしばらく触っただけで「これはないわー」と投げてしまった、かなり雑な製品でしたが、AT700 はちゃんとブラッシュアップしてきた印象。OS はまあほぼ素の Honeycomb ですが、タッチパネルのレスポンスなんかもそこそこだし、キビキビ動いてくれます。

背面はヘアライン加工が施されていて、製品写真だと高級感があるように見えますが、実物を見るとそれほどでもありません(^^;;

側面はかなり薄いですが、さらに中央にラインを一本走らせることで、さらに細く見えるデザインになっています。確かに 10inch としては薄くて軽いんですが、せっかく中身まで作り込んだ製品なのに「世界最薄・最軽量」を前面に出してしまうあたり、相変わらず東芝らしいなと(^^;;

で、こちらは新しく加わった 7inch の「AT3S0」。AT700 と同時発表なのに、デザインコンセプトは AT300 と共通だし、プラットフォームも AT700 の OMAP4 に対して AT3S0 は Tegra 2(AT300 と同じ)。AT3S0 はどちらかというと AT300 の派生モデルという印象ですが、ソフトウェアの出来は AT300 よりは AT700 の完成度に近いのかな、というのが少しだけ触ってみた上での印象。

AT700 に比べるとフットプリントが小さいので当然ですが、けっこう厚ぼったい印象です。背面は AT300 と同じようなラバー塗装。個人的には、タブレットをモバイルしたがる日本人には 7inch くらいがちょうど良いんじゃないかと思いますが、最近少しずつこのサイズのものも増えてきましたね。

2 機種とも、日本語入力には AT300 と同様の「FSKAREN」(富士ソフト製)を採用しているようですが、このオンスクリーンキーボードはないなあ・・・Enter、スペース、バックスペース、カーソル、句読点あたりのキー配置がめちゃくちゃで、これでまともに日本語入力ができるとは思えない。7inch だと画面の半分以上を占有するし・・・。仮に私が買ったとしても(買わないけど)、間違いなく ATOK あたりに入れ替えるでしょう。

という感じで完成度の高い部分と低い部分が混在しているように見える新 REGZA Tablet ですが、目玉はやっぱりこの機能。

同社のレコーダで録画した番組を DTCP-IP を使ってホームネットワーク内で視聴できる機能や、レコーダから録画番組を転送して持ち出せる機能、あとは Twitter 連携やタグの共有機能など、おおよそテレビや録画機との連携で考えつきそうな機能はほぼ網羅しています。聞くところによると、同社で「RD」シリーズから録画機を率い、最近ではスマートデバイス向けの録画機連携アプリを開発してきた片岡秀夫氏・通称「録画神」(笑)が自らこれら機能の開発を推進しているそうで、完成度高いはずだわ、と思わされました。

若干気になったのが、デモでちゃんと動画を動かせていたのが AT700 のみで、AT3S0 のほうは静止画でイメージを表示していただけだった点。そもそもプラットフォームが異なるので現時点での最適化度合いが異なるのかもしれませんが、こういう用途は OMAP4 のほうがアーキテクチャ的には得意だとも言うし、そのあたりの関係かもしれません。ほとんど Intel の独占状態になってしまった PC 用 CPU と違い、ARM 系 SoC はまさに今競争が起きてどんどん進化しているところなので、技術的興味としてはこんなに面白いことはありません。しばらく要ウォッチだなあ。

ちなみに私がこの機能をいじっていたら、おもむろに説明員のおじさんが「私マクロス好きなんですよねー」とか言いながら画面を切り換えてくれたんですが、なぜわかった!(ぉ

ということで、CEATEC のレポートと言いつつほぼ東芝ブースのレポートになってしまいましたが、今年はこんなところで(笑。

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