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Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8 G

Touit 12mm だったり 32mm だったりで写真撮るのが忙しくてほぼ買いっぱなしになっていましたが、5 月末の渋谷東急「世界の中古カメラフェア」でこのレンズを買っていました。

Carl Zeiss / Biogon T* 21mm F2.8 G

初代 NEX-5 を買ってから収集してきた CONTAX G レンズの中でも高くて希少な部類に入るこのレンズ。なかなか手が出ませんでしたが、ずっと価格動向をウォッチしていると、昨年末からの円安の影響か(海外、特に中国あたりから買いに来ている?)じわじわと値上がり、かつ流通数も少なくなっているような気配を感じたので、そろそろ観念して購入。
中古カメラフェア内の新橋イチカメラの売場で買いましたが、外箱・取説・専用ケース・ファインダ全て付属、外観のキズスレほぼなし、絞りリングのカッチリ感も私が持っている他の CONTAX G レンズよりも感触が良く、「美品」と言い切って差し支えない程度のものでした。ここまでキレイだと、却って使うのがもったいなく思えてしまうという(笑。

21mm F2.8 なので前玉は大きめ。他の CONTAX G 用単焦点レンズは軒並み 46mm のフィルタ径ですが、このレンズだけは 55mm 径。純正フィルタの入手性が悪いのが悩ましいです。


絞り羽根は 7 枚。形状を見る限り、点光源のボケはちょっと硬そう。

オリジナルボディの CONTAX G1/G2 のファインダが 21mm の画角に対応していなかったため、外付けの光学ファインダが付属しています。が、APS-C だと画角が変わってしまうので、いずれにしても出番はなさそうです。まあ NEX-5R は汎用シューではないので、いずれにしてもつけることはできませんが…。

Biogon はルートヴィッヒ・ベルテレが発明した対象型設計のレンズ。バックフォーカスが長く、一眼レフには使用できないので、Hologon 同様に現代ではマイナーなレンズです。後玉はかなり突出していて、同じ G 用の Biogon 28mm よりも出っ張りは多め。しっかりしたレンズガードもついています。

このため、マウントアダプタを装着すると、アダプタのマウント面よりもさらにレンズとレンズガードが突出する、という状態になってしまいます。

なので、NEX への装着の手順としては、まずマウントアダプタをボディにつける→レンズをマウントアダプタにセット、という流れになります。レンズをアダプタにつけてからボディにセットしようとすると、レンズガードがボディ内部を傷つけてしまうので注意が必要。アダプタをボディにつけてからレンズを装着する手順であれば、レンズが回転しない(スピゴットマウントなので、鏡筒の外周だけが回転するためレンズガードが干渉しない)ので大丈夫です。

この制限があるので、先にレンズをアダプタに装着してからロックする必要のある METABONES のアダプタは使えないんですよね。このレンズを使うなら、KIPON のアダプタを使う必要があります。

NEX-5R につけると 31.5mm 相当の画角になります。シグマの 19mm F2.8 DN ともろにかぶる焦点距離ですが、ツァイスは別腹(笑。CONTAX G レンズの中でも扱いが難しいと言われるこのレンズ、堪能してみたいと思います。

コメント

  1. 丁稚 より:

    おぉ!装着出来るんですね!フランジバックの短いEマウントでは無理そうに思えましたが、KOPON製でなおかつそのお作法でならば問題無いんですね。

    もうこれでNEXに装着出来るコンタックスGレンズは制覇したのではありませんか?すごいなぁ。あとはシャンパンゴールドのNEXの発売待ちですね(^○^)

  2. B より:

    そうそう、使えるんですよ。NEX-5 が出たての頃にデジカメ Watch の「デジカメドレスアップ主義」に掲載されてから、ずっと狙ってました。
    http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/dressup/20100818_387505.html
    無改造で NEX に使える CONTAX G レンズという意味では Vario-Sonnar 35-70 が残っていますが、優先順位低めかな(^^;;。
    シャンパンゴールドのボディ、本当に出ないかなあ。初代 NEX-5 にはカラバリで存在するんですが、今さらですしねえ。

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