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東京都杉並区西荻窪のおまかせ定食(の消滅)とオーガニックランチ

「なんだか懐かしい店だな…学生の頃にこういう店に入ったことがあるような気がする」

『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】、今回は第 10 話の舞台になった、西荻窪に来てみました。西荻といえば、Season1 のサントラに収録されているラジオドラマ版「ふらっと QUSUMI」にも登場(?)した場所で、久住さんお気に入りの場所の一つだと思われます。

「西荻窪っていうのはちっちゃな駅のようなんだけど、個人の小さなお店がいっぱい集まってて、僕大好きなんですよね。こういう感じ、楽しくて」

私は西荻はこれまで 2~3 度しか降りたことがなく、あまりゆっくり歩き回ってみたこともありません。なので、ちょっと久住さんっぽくそぞろ歩き。

BALTHAZAR

原作に登場した「我蘭堂」のモデルになったお店はもうない様子。でも、このビルの経営者自体が同じようで、その後も似たようなコンセプトのお店が入っていました。
「BARTHAZAR」といえば、『新世紀エヴァンゲリオン』に登場するスーパーコンピュータ・MAGI に含まれる三つのシステムの一つであり(ry(どうでもいい

ちょっとこういう店は苦手だけど…たまにはこんなのもいいか。

店内は、当時のレイアウトを受け継ぎつつも、内装は今風のオシャレなカフェ、といった雰囲気。二昔前は自然食と言えばヒッピーというイメージでしたが、今やすっかり市民権を得ましたからね。

写真のテーブルが「ゴロー席」に相当する場所です。


カフェらしく、メニューは黒板。お店が違うので「おまかせ定食」は当然ありませんが、似たような品が含まれていそうな B の「サーモンの塩焼きランチ」にしてみようかと。そういえば、「おまかせ定食」も B だったか。

劇中に登場したお店は「テーブルがペトペトしてる」という話でしたが、このお店のテーブルはサラサラしてました(笑。

ちなみに、劇中の店と違って、箸もワリバシ。ワリバシが環境破壊と言われていた時代と違って、今ではワリバシは主に間伐材から作られる、ということも知られてきましたからね。
花粉症持ちとしては、もっとスギを間伐してワリバシを大量生産していただきたい(心の叫び

サーモンの塩焼きランチ。サーモン塩焼きに春雨とセロリのサラダ、小松菜おひたし、れんこん金平、ごはん、味噌汁、お新香。ごはんは白米と玄米が選べましたが、ここはやはり原作に倣って玄米に。

うーん、まさに思ってた通りのものだなあ。時代が変わって、お店の形態が変わっても、基本的なコンセプトは変わらず。20 年ブレない、ってのもすごいなあ。

じゃあ、まずは味噌汁から。


(「孤独のカメラ」使用)

うまい!
なんだ、これは!味噌が違うのかな。

薄味で、私の好みからすると普通はちょっと物足りなく感じそうな薄さなのに、なんだかじんわり浸み入る味。

小鉢類も、ひとつひとつ丁寧に作られた味。マズくない!けっしてマズくないぞ!!(←失礼だろ

私は別に有機野菜とかマクロビオティックとかにこだわりはないけど、素材そのものがおいしいんだろうなあ、というのがよく判ります。控えめな味付けは、素材に自信があるからできる芸当なんだろうなあ。

この小松菜、マジメな味。
亡くなった祖父が兼業農家で、小松菜もよく作っていたので、小松菜がうまいかどうかは分かるつもり。

ああ、うまい!なんだかなつかしい味だ。
あせるなあせるな、丁寧に丁寧に大切に、よく噛んで味わおう。

メインのサーモン。下品にならない程度に脂乗りがよく、おいしい。

個人的には、もうちょっとボリュームがあってもいいところだけど、大味にならない微妙なバランス。

玄米は固めに炊いてあるのかと思ったら、けっこう軟らかめ。自宅で玄米を食べるときはもっと固いことが多いので、こういう炊き方もあるのか、という感じ。

うーん…どれもくやしいけどうまい。

完食。いわしと大根のカレーを追加で頼みたくなるくらいのボリュームかと思ったけど、けっこうお腹いっぱいになりました。

入口が分かりにくいビルの 2F にありますが、お昼時にはけっこうお客さんも入っているようで。意外と、地元では有名店なんでしょうか。内装にしろ料理にしろ、女性受けしそうなお店ですしね。

ちょっとだけ、いつものランチよりも健康になれたような気がしました(笑。ごちそうさまでした。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~10&原作
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(※2017 年大晦日スペシャルの広島編、2019 年大晦日スペシャルの釜山編、2023 年大晦日スペシャルの台湾編、および原作の病院、パリのみ未巡礼)。 ドラマ...

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