ああ…orz
開幕前からチームオーナーのトニー・フェルナンデスが「今季結果が出なければ撤退する」と明言しての参戦だったので、その可能性は十分にあったケータハムのチーム売却。シーズンの折り返し地点を待たず、チームの本拠地であるイギリス GP を控えての発表となりました。
まあ、直近のライバルであるマルシャが荒れたモナコ GP で 9 位入賞、現在のチーム力を考えるとこれからの逆転は絶望的という状況にあっては、まだ来季に向けた準備が本格化する前の売却決定は、チームの来シーズンにとっては良い判断と言えます。が、これから今季の成績を上げるために資金を注入してくれる人がいない(新しい経営陣も投資は来季のためにするでしょうし)という状況は、今季がおそらく最後の勝負の年となる可夢偉にとっては絶望でしかありません。
新しいチームオーナーはスイスと中東の投資家グループ。投資家に買われた F1 チームが成功した試しはなく(短期的には、ジェニイ・キャピタルに買収された現在のロータスが過去 2 年は悪くない成績を残したものの、今季は資金難で売却間近とさえ言われている)、さらにアドバイザーとして元スパイカー/HRT のコリン・コレス、チーム代表は 2005~2007 年にミナルディ~MF1~スパイカーのドライバーだったクリスチャン・アルバース。顔ぶれからしても、どうにも成功する気がしません(´д`)。
今季ここまでで最も意気消沈するニュースにがっかりしていますが、コンストラクターズ的にはマルシャはともかくザウバーの尻尾は見えている状況。実力でオーバーテイク、はそれでも難しいですが、レース展開次第では上回れる可能性もあります。イギリス GP での可夢偉の発奮に期待したいと思います…。
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