「このターンエックスすごいよ!さすがターンエーのお兄さん!」
MG 1/100 Concept-X 6-1-2 ターンエックス
いやはや、このモビルスーツが MG でリリースされる日が来るとは思いませんでした。「ターンエーガンダム」のラスボス MS、ターンエックスです。∀ からは主役機以外、なかなか立体化されて来ませんでしたからね…。
ターンエックスはアニメで見ていてもなかなか細かい造形やギミックが解らず、「どうなってるの?」と思っていた部分がかなり多い機体。かつて木星圏からやって来た謎の MS という設定なので、謎めいた部分が多いわけですが、このキット化によってようやく細かい部分まで確認できるようになりました(別シリーズでは何度かキット化の実績はあるもよう)。ターンエーガンダム好きとしては、嬉々として組み立てました。
これまでかれこれ数十体のガンプラを組み立ててきたので大抵のキットはランナーやパーツを見ればそれがどの部分の何のパーツか判るくらいになってきた私ですが、このキットだけは説明書を見ないとそれが何の部品なのか、さっぱり判らない(;´Д`)。それくらい、通常の MS の規格を外れた異形の機体というわけです。
ちなみに胸の X 字はデザインでも何かの機能でもなく、劇中にあったとおり「かつてターンエーにつけられた傷がナノマシンの自己修復機能をもってしても直らずに残っている」という設定。傷口にはクリアパーツが奢られ、雰囲気を出しています。
もっとも複雑で、もっとも意味不明な(ぉ)造形をしているのが脚部。こんな平面と曲面の組み合わせ、見たことがありません。さすがシド・ミードというか…一見「なんじゃこりゃ」と思えそうなデザインでも、実際に動き出すと妙にカッコ良く見えてしまうのだから、不思議です。
そして正面以上に意味不明な造形なのが(ぉ)背面。腿裏のスラスターベーンの形状とか、ところどころにターンエーとの兄弟機らしさを醸し出してはいるものの、基本的にどういう発想をしたらこういうデザインを思いつくのか理解を超えた形をしています。
背中にしょっている青いやつは、ターンエックス用のキャラパス(ウェポンプラットフォーム)で、各種武装を搭載しておくためのものです。
そういえばゼビウスにこんな感じの敵が出てきたような記憶が(ぉ
左手には普通にマニピュレーターがついていますが、右手の形状はこんな感じ。そういえばアニメ版のバンシィも左手には「アームド・アーマー VN」がついていて異様な形状をしていましたが、ターンエックスのこれはある意味その元祖と言えそうです。
その正体は、マーキングにもあるとおり、
シャイニング・フィンガー!!!
…と言っても、私はその元ネタになった G ガンダムを観ていないので、よく解っていません(笑。
ターンエックス最大の特徴とも言える、オールレンジ攻撃も再現可能(ディスプレイスタンドも付属)。サイコミュ搭載型 MS のファンネルを使ったオールレンジ攻撃ではなく、MS 本体が分離してオールレンジ攻撃を行う、という発想からして斬新すぎる。両手はともかくとして、腰パーツとか明らかに砲門ついてないよね?(笑
ただ、こうやって展示してみると「オールレンジ攻撃の再現」というよりは「バラバラにされて晒されている」ように見えてしまい、微妙(´д`)。
「月光蝶である!!」
というわけで、オールレンジ攻撃再現は微妙だったものの(笑)ギミック満載、かつ作っていて先が読めず楽しい、というのはかなり久々の体験でした。しばらくエクシア系が続いてワンパターンに陥っていたり、リリースされるキットがガンダム系ばかりでマンネリ感があったりしていましたが、久しぶりに新鮮な気持ちで組めました。
この調子でスモーも MG 化してくれないかな(ない
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