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F1 オーストラリア GP 2015

今日は待ちに待った F1 2015 年シーズン開幕戦、オーストラリア GP の決勝日。ホンダのウエルカムプラザ青山にてパブリックビューイングが開催されるとのことで、参加してきました。

Honda ウエルカムプラザ青山|START 2015 F1™開幕戦 特別展示&パブリック・ビューイング

ホンダ F1 パブリック・ビューイング

当日朝 9 時から整理券が配布され、12 時開場・13 時開始(決勝は 14 時スタート)ということで、朝イチで青山一丁目へ。8 時過ぎには既にそれなりの行列ができていましたが、それでもまだ 50 人強といった人数でした。

ホンダ F1 パブリック・ビューイング

結局午前 9 時を過ぎてもまだ整理券は配っていたようでしたが、整理券の番号順の入場だったのと、後半の人は 2 階席での応援だったようなので、早く行って良かったかな。当初の案内では先着 200 名とのことでしたが、最終的には 1 階席で 220~230 人くらい+2 階席で 150~200 人くらいの入りがあったようです。


ホンダ F1 パブリック・ビューイング

結局入場から 4 時間くらいパイプ椅子に座っていたのでちょっとくたびれましたが、自宅で独りで観戦するのとは違った一体感が味わえて良かったです。サーキットには行けないけど、それに近い楽しみはありました。

レースの方はというと…、

オーストラリアGP決勝 ハミルトンが開幕戦を制す

当日になってウィリアムズのボッタスが椎間板の負傷で欠場。で、決勝直前のレコノサンスラップでマクラーレン・ホンダのマグヌッセンのマシンから白煙、そのままリタイア。直後にレッドブルのクビアトもストップ、というスタート前から荒れたレースが予想される展開に。15 台という近年稀に見る少ない台数でのスタート直後も、メルボルン特有の 1 コーナーでの混乱でロータスのマルドナドがリタイア。直後に同僚のグロジャンがリタイアすると、レース中盤までにフェルスタッペン、ライコネンまでもがマシントラブルで戦線離脱します。

完走 11 台という荒れ模様のレースは、結局メルセデスのハミルトンが危なげない走りで完勝、それに僚友ロズベルグが続く、という去年の圧勝劇そのままの結末となりました。去年との違いは、「むしろ今年のメルセデスの方がさらに強そう」ということ。フリー走行から他を寄せ付けない速さで、マシンセッティングもトップスピードを抑えてコーナリングスピードを狙ったものになっており、全盛期のレッドブルのような余裕を感じさせる強さ。他チームも昨年より大幅に改善されてきたとはいえ、これは一筋縄では崩せなさそう、このまま今季もメルセデスの圧勝でもおかしくないように見えます。

光明があるとすれば、昨年は全く良いところがなかったフェラーリのマシン性能が今年は高く、メルセデスには追いつけないまでもウィリアムズとコンストラクターズ 2 位争いを繰り広げそうなことと、全体的にマシン性能の差が縮まっていてコース上のあちこちで接近戦が見られそうなこと、でしょうか。特にフェラーリは同じパワーユニットを使うザウバーまでもが好調なので、パワーユニット改善の効果が如実に出ているということでしょう。逆に、レッドブル陣営は今回 2 チーム 4 台中の 2 台がパワーユニット or ギヤボックストラブルでリタイアしており、性能面でも信頼性においてもまだまだ課題が山積している状況が浮き彫りになっています。

で、マクラーレン・ホンダ。もともと冬季テスト中にまともに走り込めていないこともあり、レースディスタンスでの走行という意味ではぶっつけ本番でのレースになりました。完走できるだけでも十分だろうな、とは思っていましたが、まさか決勝レースを走る前に 1 台が消えてしまうとは、信頼性の問題はまだまだ解決されていないということのようです。今回リタイアしたマグヌッセンのエンジンが仮に完全なブローだとして、これが「マグヌッセン用のエンジン」という扱いになるのか「ホンダの 1 号車(つまりアロンソのマシン)のエンジン」という扱いになるかで今後の戦い方も変わってきます。何しろ今季は 19 戦を全 4 基のパワーユニットで戦わなくてはならないレギュレーションですからね…。
とはいえポジティブだったのは、完走 11 台中唯一の 2 周遅れとはいえ、バトンがぶっつけ本番の完走をやりきったこと。途中にはフォースインディアのペレスとのバトルも何度か見せてくれ、そこに関しては当初の期待以上の成果と言って良いでしょう。15 台でのスタートになった時点で「これは完走さえすれば入賞もあり得る」と思っていたので、そういう意味ではあと 1 台リタイアしてくれれば、と思わないこともありませんが(笑。

ホンダ F1 パブリック・ビューイング

今回のホンダ製パワーユニットは信頼性優先のためにあえて出力を制限したモードで走行したという話。どれくらいのマージンを残しているのかは分かりませんが、少なくとも走りを見る限りではシャシーそのものは素姓が良く、乗りやすいマシンに仕上がっているようです。これで信頼性の確保とセッティングの最適化が進めば、今はトップから 4 秒落ち(決勝ペースの場合)でも、シーズン後半までには戦えるマシンに進化してくる可能性は十分にあります。マクラーレンのドライバーとスタッフには、それまで決してめげず腐らず、前だけを向いて改善に取り組んでいってほしいところ。

でもまずは初戦お疲れさまでした。2 週間後のマレーシアにはアロンソは間に合うでしょうか。今回以上の好走を期待しています。

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