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光華商場に行ってきました

台北に行っていた間に、いっぱしの PC・ガジェットオタクとしていつか行ってみたい、と思っていた場所に行ってきました。

光華商場

「台湾のアキバ」として有名な光華商場。日本のアキバはメインが電気街でも PC パーツ街でもなくなって既に久しいですが、PC パーツメーカーや EMS の本拠地である台湾ならまだ私の世代の「古き良きアキバ的なもの」が残っているだろうということで、ずっと見てみたかったんですよね。
光華商場は、アキバのような街ではなく商業ビルが一棟まるごと電気街になっているような感じ。建物の大きさはヨドバシ Akiba の半分くらいのイメージでしょうか。

光華商場にも最近「光華娘」という公式萌えキャラが誕生したようで。建物のあちこちでこの立て看板を見かけ、光華商場もアキバ化が進んでるのかなと思いましたが、これでも日本のそれに比べればまだ全然控えめ。


商場の 1F はメーカー別展示。日本の大規模量販店の雰囲気に近い、きっちり色分けされたこぎれいな空間になっていました。

ちゃんと Apple Shop もあるんですね。でも Apple 直営ではなく現地代理店がやっているようで、日本の Apple Shop ほどは洗練されていない感じ。

ワコムのブースなんかもあってびっくり。日本でもこんなにしっかりした専門の売り場って見たことないです。

ちなみに 1F にはミニ夜市的な雰囲気のフードコートもあり、その気になればこの建物の中だけで一日過ごせてしまいそう。

エスカレーターで 2F に上がると、いきなり世界がガラッと変わります。一応メーカー公式/準公式っぽいショップもいくつかあるものの、基本的には秋葉原ラジオデパートを少し広く明るくしたような雰囲気で、落ち着きます(ぉ

低層階はまだバルク品やジャンクよりもパッケージ品の販売がほとんど。でも価格は貼り出していないことが多く、基本的には店員さんに聞くスタイルのようです。試しにある店でスマホの値段を聞いてみましたが、「他の店でもほとんど変わらないよ」とのこと。価格競争は激しそうです。

ソニーショップもありました。こちらも直営のソニーストアではなく、代理店が運営しているお店のようです。
まあ日本で売っているものとほとんど同じなので、さすがにあえてここで欲しいものはありませんでした(笑

3F は BD/DVD ソフトの販売店比率高し。
一昔前はここが海賊版ソフト流通の一大拠点だったようですが、だいぶ摘発が進んだのか、外から見る限りでは今は正規品の流通が中心になっているようです。

しかしこのあたりからカオス度が高まり始めます。ここは一応 Logitech(ロジクール)の専門店らしいのですが、ロジ製のマウスやキーボードがこんな雑な売られ方をしているなんて(;´Д`)ヾ。
あわよくば MX MASTER が安く売っていたら一本買って帰ろうと思ったんですが、MX MASTER に限らず相場的に日本で買うのとほぼ同じ価格帯だったためスルー。他にも CPU や GPU などのパーツの値段も見たんですが、基本的にアキバで買うのと大差ないようです。台湾、食費と交通費は安いけど、ガジェット関連の相場はそんなに安くないみたいですね…。

ここは 4F だったかな。一応、建物内はフロアごとに大まかな取り扱いジャンル分けはされているようですが、それでもある程度は混ざっていて、どの写真が何階だったか記憶が怪しい(汗
こちらのお店はゲーミング PC 関連を中心とした PC パーツショップ。アキバのショップに雰囲気が近く、親近感が湧きます(笑。
PC 以外にもドローンとか、スマホ用 VR ゴーグルとか、流行りのガジェットは揃えている印象。VR 関連はやっすいスマホ用ゴーグルばかりで、HTC Vive とか Oculus Rift を置いている店は見かけませんでした。台湾なら普通に売ってるかと思ったんだけどなー。

光華商場のいろんなフロアで見かけたのがこの「包膜」という表示。スマホ用の保護シート販売&貼り付けサービスかな?と思ったら、

スマホやタブレット、PC などのガジェットにデザイン入りのフィルムを貼り付けてデコレーションしてくれるサービスだったようです。なるほど、それで「包膜」ね。
しかし貼ってあるものを見るとそれ絶対版権取ってないよね?的なものとか、これよく Twitter で流れてくるやつや的なものが多くて、こういうのが台湾の電気街のイメージなんだよな、と思いました(笑

ちなみに光華商場の中で見て学んだ中国語は「手機」はスマホ、「平板」はタブレットらしい、ということです(^^;;

5F(だったと思う)まで上がるとデジタル系のお店はグッと減って、アナログ系のお店が増えてきます。
ここはオーディオの専門店のようですが、この狭さの店舗にこの商品の積み上げ方…いくらなんでも試聴して音質を判断する環境ではないよなあ。

ヘッドホンの専門店があるのも、日本と同じくトレンドなのでしょう。試聴という点ではこの業態のほうが向いているように思います。

5F はほかにもこういう電子部品のお店も多くて、アキバでいう中央線ガード下の雰囲気が漂っています(笑

ここは監視カメラと防犯グッズの専門店かな。完成品ばかりではなく、こういう電子部品とか特定用途向け機器の専門店が揃っているのが、単なる量販店とは違うアキバっぽさなのかもしれません。

最上階 6F はサポートサービス専門のフロア。複数のメーカーのサービスセンターが集約されているフロアというのは日本でも見たことがなく、とても新鮮な光景でした。しかも Western Digital のサービスセンターに HDD を持ち込んでいるお客さんとかちゃんといるんですよね(笑。

さらに、メーカー公式ではないスマホの修理屋が、メーカー(さすがにスマホメーカーはなかったけど)公式のサービスセンターの同じ並びにあるという衝撃(笑。
日本でも、最近はアキバだけでなく渋谷や原宿の路面に iPhone の修理ショップが進出したりしていますが、光華商場にも複数のフロアに修理屋が並んでいて、もうスマホは直して使う時代になったんだなあ、と実感しました。

ちなみにスマホの液晶やバッテリの交換なら 30 分足らずで作業してくれる速さ。値段も液晶で ¥5,000~10,000 前後、バッテリで ¥2,000~5,000 前後(それぞれ機種や交換するパーツのグレードによって異なる。非純正の互換パーツなら安い)と、日本で修理するより安いんじゃないでしょうか。

光華商場、なかなか刺激的な場所でした。時間がなくて隣の新館「三創生活園区」や周辺の路面店を見て回れなかったのが心残りですが、次の機会があればそのあたりも巡ってみたいです。また今回は完全にウィンドウショッピングだったので、次回は何か買いたいものを作ってこようかと(笑。

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