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ラ・ラ・ランド オリジナル・サウンドトラック [Hi-Res]

映画の感動が冷めやらず、これはサントラ買うしかないよなあ…と思ってハイレゾ版をダウンロード購入してしまいました。

La La Land Original Motion Picture Soundtrack

映画館って、真っ暗な密閉空間の中で映像と音の洪水を浴びる形になるため、(ミュージカル映画に限らず)ストーリーに多少矛盾があったり演技や歌が下手だったりしても音と絵に圧倒されて感動してしまうことが少なくありません。それでサントラまで買ったけど結局あんまり聴かずじまい、という CD も枚挙に暇がないわけですが(笑)、このサントラはイイ。楽曲自体がとてもミュージカルらしい楽しさと躍動感に満ちていて、音を聴いているだけでも映画の世界の中に帰ってきたような感覚に浸れます。

まあ私は映画の冒頭で大群衆による #1 “Another Day Of Sun” を聴いた瞬間に「これはサントラ買うしかない」と確信したわけですが。


それを受けてヒロインであるエマ・ストーンらが歌う #2 “Someone In The Crowd” も実にミュージカルらしくて良いし、劇中の重要なシーンで幾度となく繰り返される #3 “Mia & Sebastian’s Theme” の切ないメロディラインは忘れ難い。ジャズが重要な役割を果たすこの映画で特に印象に残った #5 “Herman’s Habit”、#7 “Summer Montage / Madeline” も素晴らしくて、このサントラをかけながら独りでバーボンでも飲みたい気分にさせられます。

あと個人的に外せないのがジョン・レジェンド演ずるキースのバンド「The Messengers」の #10 “Start A Fire”。ここでは主人公セブは本意に反して現代的なシンセサイザーを弾く役割を担っており、確かにそのシンセの音だけはサントラの中でもやや異質な感触があります。が、楽曲自体は全体を通して「あー、John Legend らしい曲だなあ」と感じるものがあり、彼の声が入っていることでこのサントラがアルバムとして締まりのあるものになっているとすら感じます。

そして何より圧巻なのがエマ・ストーンが歌い上げる #12 “Audition (Fools Who Dream)”。この映画のクライマックスに相応しい、ヒロインの心情を強く悲しく、でもやや抑えめに表現しています。個人的にはこの曲は『レミゼ』でエポニーヌが歌った “On My Own” に匹敵する素晴らしさだと思います。

映画館まで観に行った人ならば必携のサントラではないでしょうか。私はこれを聴いてもう一度観に行きたくなりました。近いうちに時間を見つけてまた行ってこようかと。

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