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Aaron Hall / Adults Only

偶然レコード屋で見つけて反射的に確保したシリーズ。

Aaron Hall / Adults Only

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知る人ぞ知る元 “Guy” のメインヴォーカル・Aaron Hall のソロ 3rd アルバム。前作からはなんと 7 年ぶりのリリースで、しかもインディーズレーベルからの発売となります。なんかジャケットは何種類かあるみたいですが、私が買ったのは HMV のサイトに出ている写真と同じバージョン。


相変わらずの漢(おとこ)らしい歌いっぷりで、勢いのあるパートではかなりビリビリくる感じは健在。ただ、ちょっとインディーズ臭いアレンジが若干散見したり、そのジャケットのセンスどうよ(´д`)というのは思いましたが、全体的に今っぽい雰囲気をちゃんと取り入れていて聴き応えはある作品に仕上がっていると思います。序盤のギターの泣きっぷりは Aaron Hall のソロ作のそれにちゃんと通ずるものがあるし、かといって Guy~ソロデビュー時の NJS(New Jack Swing)からはちゃんと脱却しているし(個人的には今 NJS を聴くとこっぱずかしい気がしてあまり好きじゃない)。

トドメはなんと言っても #14 “Tears In Heaven”(言わずもがな、Eric Crapton の名曲)のカヴァーでしょう。K-Ci Hailey(元 JODECI のフロントメンバー、というか今では K-Ci & JoJo のお兄ちゃんの方というべきか)とのデュエットをコーラス付きでゴスペルチックに歌い上げ。二人とも強烈なシャウトを持つバリトンでありながら、お互いの個性がぶつかり合わずによりパワフルな曲に仕上げているあたり、共に最近落ち目とはいえ決して実力が衰えたわけではないことを知らしめてくれる一曲です。ハッキリ言って、この曲を聴くためだけに買っても損はしないかも(特に二人あるいはゴスペルが好きなら)。
インディーズなので入手性は良くないけど、Aaron Hall の新作が聴きたいけどあまり期待できないんだろうなあ・・・と 2000 年頃から思っていただけに、偶然見つけられてラッキーな作品でした。

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