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機動戦士ガンダム サンダーボルト #7 [PS Video]

先週配信開始された『サンダーボルト』の最新話を観ました。

機動戦士ガンダム サンダーボルト

シリアスな世界観の中で「戦争」という名の残酷な殺し合いが繰り広げられる本シリーズにおいて、今回はちょっと異色な作風になっています。タイトルバックはお花畑だし、冒頭からやや脳天気な楽曲に合わせてダリルとカーラがキャッキャウフフ…という演出に意表を突かれてしまいました。が、その直後にこのシーンが「カーラが一年戦争末期の出来事によって精神的退行を起こしたことに対する治療」であることが明らかになると、そのシーンもまた別の意味合いを持って見えてきます。

前回いきなり中破させてしまったアトラスガンダムが修理中ということで、今回はイオ(連邦軍)側のエピソードはちょっとしかなく、完全にダリル(ジオン残党軍)側の話がメイン。同軍の支配地域にスパイの回収に出るというのが主たるエピソードなわけですが、そこに使われるのがアッガイ中隊!という。これはアッガイスキーな某氏は必見なんじゃないですかね。


しかもこのアッガイ、残党軍による現地改修機という設定なのか、個体ごとに細かく仕様が違っていて、見ているだけで楽しい。やはり『ガンダム UC』のスタッフが制作しているだけあって、こういうのを描かせると MS の設定や描写が細かくて面白いですね。改修についても、序盤に登場したシールドアームつきジムやサイコ・ザクあたりに比べれば世界観に合っているし、悪くない。ダリル機だけはアッガイのくせにまた超長距離射撃でもやるのかよ!という見てくれでしたが、実際にはレーダーを強化した偵察機ということで安心しました(笑。

音楽といい映像といい今までの本シリーズの雰囲気とはちょっと違って面食らいましたが(なんたって唯一の出撃シーン BGM がジャズでもオールディーズでもなく日本民謡!)、四作単位で起承転結を形作っている中での三本目としては、いい「転」になっているのではないでしょうか。
ラストシーンでは死んだはずのあのキャラがまさかの復活を果たしていたり、2nd Season のラストに向けて期待が高まってきました。

MG 1/100 MSM-04 アッガイ

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