最近ちょっと話題の店に行ってみました。
新橋に今年オープンしたトンテキのお店。新橋駅前ビルにあるというからてっきり地下の昭和飲食店街にあると思ったら、1F に現代的な路面店として営業していました。
昼時には行列ができるという噂なので開店合わせで訪店。
店内はカウンターのみの牛丼チェーン的なスタイル。ボリュームのある豚肉をリーズナブルに提供すべく効率重視の営業、という印象を受けます。
主力メニューは豚生姜焼き・とんてき・豚味噌焼きの三種類。それを各単体で食べるか組み合わせて食べるかを選んで注文します。肉は最大 7 枚までオーダーできるようですが、デカ盛りとかドカ食いは私の美学に反するからスルー。でもせっかく来たからには二種類は食べておきたい、どれを組み合わせるべきか。
迷った挙句に選んだのは生姜焼きととんてきでした。味噌焼きも捨てがたかったけど、初めて来たなら豚肉そのものの味を活かせそうな調理法が良い。
ライスは大盛り無料(おかわりは 220 円)ということで、肉のボリューム的に普通盛りでは絶対足りないだろうと思って大盛りにしておきました。
向かって左がとんてき、右が生姜焼き。それぞれ肉一枚で 150g あるとのこと。
これは見た目からして尋常じゃない。気合を入れて臨まないとこっちが肉に負けてしまいそう。
生姜焼き…って見た目じゃないぞこれ。普通生姜焼きっていったら豚バラスライスか、一枚肉だとしても揚げる前のロースカツくらいの姿をしているはずなのに、これはもはや肉の塊。生姜ダレの色もかなり濃くて、まるで別の料理と対峙しているような気がしてきます。
この塊肉と格闘するように食べるつもりでいたら…食べてみると意外なほどにやわらかーい。筋張った感じも一切なく、この分厚さでこれほどやわらかい豚肉って今まで食べたことがないかも。
タレは見た目に違わず味濃いめだけど、肉がこれだけ分厚かったらタレが染みるはずもなく(笑)。極厚の豚肉と組み合わせるなら濃い味のほうがバランスが取れるということでしょう。
こちらがトンテキ。生姜焼き同様に濃いめのタレ、その上にニンニクチップ…だけじゃなく丸のままのニンニクが二切れ。これはめちゃくちゃパンチある。
肉の厚みは生姜焼き同様。というか、肉自体はどれも同じように下処理してあって、最後にどのタレをかけるかで味を決めていると思われます。
生姜焼きとトンテキ、どちらもタレが濃くて途中から少し苦しくなってきますね。ごはん大盛りにしておいて正解。個人的には、もうちょっとだけ薄味でも良かったかな。
肉が多すぎて相対的にキャベツが足りないのですが、この濃いタレを吸ったキャベツがまたおいしいからもっと盛っておいてほしかった。と思ったらキャベツ増しは別料金(+150 円)なんですね、商売が巧い…。
そういえば豚肉の店なのになんで「鳥山」?と思ったら、店内にはドラゴンボールのフィギュアが飾られていました。鳥山明先生とは直接関係はないと思いますが、少なくともリスペクトしていることは間違いなさそう。そう思ってみるとここの肉、作中で悟空がガツガツ食べてる肉に見えてきました。悟空ってこれくらいの一枚肉を切りもせずに丸吞みしてたよね…。
合計 300g の豚肉、そうとうお腹いっぱいになりました。
味がかなり濃いから毎日食べたいとは思わないけど、たまーにガッツリ肉食べたくなったらここに来るのもアリかな。ちなみに同系列でポークステーキのお店が横浜、自由が丘、六本木等にあるようなので今度はそっちに行ってみようと思います。
ごちそうさまでした。
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