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ガールズ&パンツァー 最終章 第 1 話 [極爆] @シネマシティ

スター・ウォーズの極上爆音上映を観にわざわざ立川シネマシティまで行ったなら映画一本で帰ってくるのはちょっともったいない。というわけでもう一本観てきました。

ガールズ&パンツァー 最終章

シネマシティで観るならやっぱりこれでしょう。極爆上映のおかげでシネマシティは大洗に次ぐガルパンの「聖地」となった感があります。
私はいろいろと噂は聞きながらも今までガルパンはスルーしてきていました。でもせっかく観るならちゃんと予習してから、と思って VOD でテレビシリーズから劇場版まで一週間ほどで一気に鑑賞。テレビシリーズの時点から、毎週のテレビアニメとは思えない映像のクオリティとダイナミックな音響、そしてケレン味のある…いやむしろケレン味しかない戦闘シーンの連続で、めちゃくちゃ面白いじゃないですか。これは劇場版にリピーターが多かったのも肯けます。
今年と言わず去年シネマシティに行ったときに劇場版を観ておくべきだったと後悔したし、予習が終わった時点でこのガルパン最終章のほうが一度観た『最後のジェダイ』よりも楽しみに思えてしまったほどでした。

これまでのテレビ版、劇場版ともに「少女達が通う高校の廃校の危機を救うために部活(正確には授業の一環だけど)で名を挙げる」という、どこかで聞いたようなストーリーでしたが(ありがちな分だけ、ストーリーよりも戦闘シーンに注力したのであろうことがよく解る)、これまでの試合で十分以上に有名になった大洗女子学園が今度は何のために戦うのか?と思ったら、割と他愛のない、だけど「仲間のために戦う」大洗女子らしい理由で戦いに臨みます。
試合は序盤相手に翻弄されて苦戦、しかし中盤に西住みほの機転と大胆な作戦で体制を立て直す…という展開はある意味予定調和ではありますが、新登場メンバーも含め分かりやすくキャラの立った登場人物と、グリグリ動く戦車の作画と音響に浸っているだけで愉しい。ほんの 50 分ほどの作品ですが、劇場版に負けず劣らず濃密な時間を過ごせます。


私はミリタリー方面に明るくないのでこの作品中での戦車戦の描写がどれくらいリアルかは分かりませんが、登場する戦車の描写が細かく、またそれぞれの戦車の特性を活かした戦いをしている(ように見える)ところに制作サイドの戦車とキャラクターに対する強い愛が感じられますね。その熱量が伝わってくることで、戦車に詳しくなくてもリアリティを感じる部分もあるように思います。こどグル巡礼者としては、その熱が昇華することで大洗にまで聖地巡礼に行きたくなってしまうファンの気持ちも理解できる気がします。

音響のほうは「極上爆音上映」だけあって、戦車の発砲・着弾や走行シーンの一つ一つにシートが揺れるほどの震動が伝わってきます。それでいて低音の「収まり」が良いので、いつまでもその響きを引きずることなく、次の効果音や BGM がちゃんと生きている。ただ音がデカいだけでない、低音が響くだけでない音響は、シネマシティ自体の設備が良いのはもちろんのこと、ガルパンの音響監督自身が監修しているからでもあるんでしょう。映像の迫力も相まって、アニメ映画を観ているというよりは何かのアトラクションを体験しているかのような 50 分でした。終映後には「もう一度観たいな」と思えました。
ちなみに座席は『最後のジェダイ』も本作も E 列を取りました。奥行きのある a studio の中ではかなり前方の席ですが、音響も楽しみつつ映像もできるだけ大画面で堪能したいと思ったら、E~G 列くらいがベストではないかと個人的には思います。

遅ればせながら、「ガルパンはいいぞ」。第 2 話以降もできるだけ音響のいい映画館で観ようと思います。

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