激戦のシーズンとなった 2021 年の F1 総集編 Blu-ray が発売されたので、記念に購入しました。
2021 FIA F1 世界選手権総集編 完全日本語版 [Blu-ray]
今までこの手の総集編って買ったことがなかったのですが(フジテレビ系で視聴していた頃には録画保存していた)、歴史に残る接戦と第四期ホンダ最終年での戴冠を成した 2021 年シーズンの映像は手元に残しておく価値があると思って購入。
全 22 戦のグランプリをディスク 2 枚/6 時間超にまとめた総集編です。まだ部分的にしか観られていませんが、各レースを予選から決勝まで 12~15 分程度にまとめてあり、各レースの見どころを網羅するという点では十分でしょう。さらにはプレシーズンテストの模様まで収録しています。
個人的に気になったのは解説の音声で、おそらく英語版の原稿をそのまま日本語訳したのか直訳的な表現が多くて違和感ありあり。例えば予選での「ボッタスはミドルセクターでロスタイムとなっている」という表現はフジテレビや DAZN の中継であれば「ボッタスがセクター 2 で後れを取った(タイム更新ならず)」と言っているところ。こういう不自然な日本語が散見されるのが没入感を削ぐ残念ポイントですね…。これなら DAZN のサッシャ・中野信治コンビに解説してほしかった。なお解説音声オフでサーキットノイズ+チームラジオのみでも再生できますが、それはそれで物足りない。
ちなみにパッケージの裏表紙に誤字発見。
2021 年にトロロッソは参戦してませんね…アルファタウリに改名して二年目だっていうのに。
映像特典は各レースのポールポジションラップのオンボード映像、イギリス GP 中継の舞台裏(カメラの切り換え指示の様子は見応えあり)、ライコネンとジョビナッツィの市販車によるジェッダ・サーキット走行(仲の良さが伝わってきて楽しい)、2021 年限りで引退したライコネンへのトリビュート映像、そして昨年逝去したフランク・ウィリアムズ卿へのトリビュート映像、といったところ。イギリス GP の舞台裏以外は F1 関連の SNS 等でも流されていた映像ではありますが、アーカイブとしてまとまっていることに価値があります。
ドラマのないレースはほぼなかったと言って良い 2021 年シーズン。シルバーストンやモンツァ、ジェッダでのフェルスタッペンとハミルトンの接触、伏兵リカルドやオコンの優勝、初開催となったオランダ GP、ガルフカラーのマクラーレンが駆けたモナコ、ラッセルが驚異の予選ラップを見せた雨のスパ、日本 GP の代替開催となったトルコでの RB16B「ありがとう」カラー、最終戦のファイナルラップでチャンピオンが決定したアブダビ…全てのレースにおいてトピックを挙げることができるほどです。
でも個人的な 2021 年のベストレースは第 7 戦フランス GP だと思っています。スペイン GP でフェルスタッペンがハミルトンにやられた「レース中に 2 ストップに切り換え、終盤にコース上で逆転する」という戦略をそのまんまやり返し、マシン性能だけでなくチーム力でもレッドブル・ホンダがメルセデスと互角以上の強さを持っていることを示したレース。フェルスタッペンはここから三連勝を飾り、今シーズンこそいけるという確信を持たせてくれたグランプリでした。
長時間の BD だから小分けにして少しずつ観ていこうと思います。
2019 年のレッドブル・ホンダとしての初優勝や 2020 年のアルファタウリでのガスリー初優勝とかも手元に持っておきたいし、レッドブル・ホンダの三年間という意味で 2019・2020 年の総集編も買っておこうかな…。
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