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Red Bull Racing Honda RB16B トルコ GP スペシャルカラー

RB16B Honda Turkish GP

ホンダウエルカムプラザ青山にて、レッドブル・ホンダが昨年のトルコ GP で使用した RB16B のスペシャルカラーバージョンの実車を展示しているとのことで見に行ってきました。
これを見るためにわざわざ鈴鹿のホンダレーシングサンクスデーに参加してきたのに、その二週間後に東京で見られるとは(;´Д`)ヾ。まあサンクスデーでは 2.5 時間待ちだったので至近で見るのを諦めて遠巻きに写真を撮ってきただけだったので、そういう制限もなく近くでじっくり眺められるのはありがたい。逆にサンクスデーで 2.5 時間並んだら(ほんの 2~3 分だけど)他の邪魔が入らず独占できて記念写真まで撮ってもらえたので、それぞれ別の価値があったわけですが。

※写真は全て α7 III+Vario-Tessar FE 24-70/F4 にて撮影。

RB16B Honda Turkish GP

おそらくレッドブル・ホンダとして実車展示されるのはこれ(先日のサンクスデーを含めて)が初めてではないでしょうか。今まで青山ほかで展示されていたのは 2019 年からリペイントしながら使い続けられているショーカーで、おそらく RB13 にダミーのカウルとウイングを取り付けたモックアップにすぎないものでした。やはり実車はディテールと生々しさが違う。スペシャルリバリーの華やかさもあって永遠に眺めていられそうな気がしてきます。

RB16B Honda Turkish GP

純白のボディに日の丸が描かれた RB16B。日本グランプリの代わりに開催されたトルコ GP でのお披露目となりましたが、やはり鈴鹿サーキットを走っている姿をこの目で見たかったなあ。あの時点のレッドブル・ホンダはメルセデスに対して性能的な優位性をまだ維持できていたので、表彰台の真ん中に立つフェルスタッペンが見られたのではないかと思っています。

RB16B Honda Turkish GP

めちゃくちゃ複雑な形状のバージボード。今シーズンからはこのようなバージボードは禁止されているので、これがまさにこの部分の空力的進化の究極形と言えます。細かいフィンの一つ一つもすごいけど、後方の白いポッドウイングにまで細かなスリットが入れられていることに初めて気がつきました。それぞれの処理にどういう意味があるのかも分かりませんが、この形状に導ける設計力に驚嘆するばかりです。

RB16B Honda Turkish GP

2021 年レギュレーションの争点となったフロアの仕様変更。フロア後半の面積が制限されて Z 型に切り欠かれていますが、開幕当初はシンプルな形状だったのが徐々にフィンやスリットが追加されていって、失われたダウンフォースを取り戻そうという努力が見られます。

RB16B Honda Turkish GP

コクピット内部。シャシーナンバーが「RB16B-01」であることが分かります。最終戦まで使用されたシャシーかどうかは分かりませんが、少なくともシーズン中に実際にフェルスタッペンが乗っていたシャシーであることは間違いありません。
右脚の横あたりに何か油圧系を含む大掛かりなデバイスが取り付けられているのが見えます。詳細は不明ですが、後方に向かって多数のパイプが伸びているということはストレートとコーナーでレーキ角(リヤの車高)を変化させるためのシステムでしょうか?

ステアリングも含め、多数の機密が含まれている実車をここまで惜しげもなく見せてくれるということは、やはり今季のレギュレーション改定でクルマが全くの別物になり、もはや隠しておく必要が薄いということでしょうか。

RB16B Honda Turkish GP

エンジンカウルの HONDA ロゴはやっぱり良い。今季はホンダレーシングの「HRC」ロゴに置き換えられてしまいましたからね。そして「ありがとう」の文字。
赤白のカラーリングに、コクピット付近に黄色が見えるとどうしてもセナのマクラーレン・ホンダに見えてしまって目頭が熱くなります。

RB16B Honda Turkish GP

リヤウイングの「ありがとう」。鈴鹿では 2.5 時間並んだ人しかこれを見ることはできませんでした。
レッドブルがホンダと日本のファンに向けて送ってくれたメッセージ、ありがたく受け取りました。

そしてまたディフューザーの複雑さがすごい。内側のエレメントの後端に施されたギザギザの処理とか、フィンの細かな切り欠きとか。このアングルもいつまでも見ていられるポイントです。

AT02 Showcar ARIGATO ver.

RB16B の隣にはアルファタウリ・ホンダ AT02 も展示されていました。
とはいえこれ自体は以前から展示されていた STR13 ベースのショーカーだと思われますが、リヤウイングが変更されているバージョンです。

AT02 Showcar ARIGATO ver.

こちらにも「ありがとう」の文字!
トルコ GP で角田がハミルトンを 8 周にわたって抑え込んでいた間、ハミルトンにこの文字を見せつけていたのだと考えると感慨深い。

Honda Racing

これはトルコとアブダビでホンダのスタッフが着用していたスペシャルバージョンのチームポロシャツに、レッドブル/アルファタウリの関係者が寄せ書き状にサインを入れたもの。こういうのが出てくるあたり、レッドブルとホンダの間に強い信頼関係があったことを改めて確認させます。

ちなみにこのポロシャツ、私が買ったレプリカとは違って胸ポケットがついているんですね。レプリカはあくまでレプリカということか。

TSU22 Helmet AbuDhabi GP

最後は角田裕毅が最終戦アブダビで使用したヘルメットの実物展示。赤白の日の丸カラーを施したスペシャルペイントで、スポンサーロゴが入る帯の部分にホンダの第一期~第四期 F1 参戦年が描かれています。
角田のヘルメット、オレンジ×紺の通常カラーも好きだけど、このスペシャルバージョンも良いですね。

TSU22 Helmet AbuDhabi GP

ここにも「ありがとう」の文字が。
こういうのに日本語が書かれいていると変な気恥ずかしさがあるものですが、なんだか去年の F1 を通じて「ありがとう」って書かれているのは良いなあ…と思うようになってしまいました。

2022 年の F1 には公式にはホンダはいませんが、レッドブル/アルファタウリは実質的にホンダ製パワーユニットだし、どうやらチームシャツの後ろ襟には HONDA ロゴが存在しているらしいし、引き続き両チームを応援していく所存です。

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