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ホンダレーシングサンクスデー 2021-2022 (1)

HRTD2022

昨日、鈴鹿サーキットで開催された「ホンダレーシングサンクスデー 2021-2022」に参加してきました。

Honda Racing THANKS DAY 2021-2022

蔓延防止等重点措置が発令されるさなかで不安がなかったわけではありませんが、感染対策をした上での一人旅ならば滅多なことはないだろうと。何よりこの二年間四輪系のレースイベントに参加できなかったので、今回はなんとしても現地に行って他のファンの方々と一緒にホンダの F1 ドライバーズチャンピオン獲得を祝いたかったのです。
私が前回鈴鹿に来たのはミハエル・シューマッハーがフェラーリで最後にここを走った日本 GP 以来、実に 15 年ぶり。自分にとってここは特別な場所です。

※今回の写真は全て α7 III+Vario-Tessar FE 24-70/F4 にて撮影。

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園内は昨秋以来、開催されなかった 2021 日本グランプリ時点での装飾がそのままになっています。ホンダが本拠地でタイトルスポンサーを務めるはずだったレースだけに、全面的にレッドブル/アルファタウリ推し。
もし実際に開催されていたらそれはもう盛り上がっていたんだろうなあ…と少し寂しくなります。

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エントランスからサーキットまでの道中あちこちに展示されているレッドブル/アルファタウリの大型パネル。
まるで幻となった 2021 日本グランプリを改めて見に来たような心持ちになります。

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中でも最推しは角田裕毅。小林可夢偉以来 7 年ぶりの日本人 F1 ドライバーであり、このサーキットを本拠地とする鈴鹿サーキットレーシングスクール(現・ホンダレーシングスクール鈴鹿)出身でもあるわけで、それも当然。
もう角田の生い立ちから F1 ドライバーになるまで、さらには 2021 年の全レースに関するパネルまで展示されるほどの応援ぶり。

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大量に撮ってきた写真をまだ整理しきれていないのですが、とりあえず F1 関連の展示車両の写真を載せていきます。

これは今回のサンクスデーで最も見たかった 2021 年仕様の F1 マシンの展示。特にレッドブルはトルコ GP で披露した(本来は日本 GP で登場するはずだった)RB16B のスペシャルリバリー版が国内で初めて実車展示されるということで、これは絶対に見ておきたかった。

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いつものレッドブルカラーとは対照的な白×赤の日の丸カラーが眩しい RB16B。しかもこれ実際にトルコ GP で走ったシャシーそのもののようです。

このカラーリングは第一期ホンダ F1 の RA272 インスパイアとのことですが、ホンダ伝統のアイボリーホワイト×レッドではなく純白×蛍光レッドで塗装されています。色のイメージはむしろ第二期のマクラーレン・ホンダのマールボロカラーに近いと言えるでしょう。

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エンジンカウルの「ありがとう」が泣ける。
この「ありがとう」はリヤウイング後面にも描かれているのですが、それを見るには大行列に並ぶ必要がありました。開場から間もない 8:30 の時点で 140 分待ちになっていて(私が見た限りその後も 120 分を切ることはなかった模様)、これに並ぶと他の展示やイベントを見る時間がなくなってしまうため泣く泣く諦め、外から写真を撮るに留めました。その代わり大量に撮った。

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テクニカルパートナーとしてのホンダのレッドブル/アルファタウリへの協力は少なくとも 2022 年も(長ければ 2025 年まで)続くということで、今季もマシン上に何らかの形でホンダのロゴを目にすることができる可能性が高いですが、果たして今年の日本グランプリでここまでの特別演出をするほどの関係であるかどうか。このクルマを一度この目で見ることができて本当に良かった。

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こちらは AT02。といってもフロントノーズ形状が異なるので青山にずっと飾られていた旧車ベースのショーカーだと思われますが、どうやらこのクルマも今回特別にリヤウイング後面に「ありがとう」が描かれていた模様。これはちょっと無理してでも行列に並んでおくべきだったかなあ…いつか RB16B と一緒にウエルカムプラザ青山に展示される機会があることを願います。

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今回のサンクスデーは第四期 F1 の総決算ということで、全てではないにせよ参戦各年のホンダ製 PU 搭載マシンが展示されていました。
まずは第四期参戦の鏑矢となったマクラーレン・ホンダ MP4-30。この時代のクルマはレギュレーションによって前後ウイングの幅が狭いため、今見ると少し不格好に感じますね…。

レッドブル/トロロッソ(アルファタウリ)のマシンはスタッフが順番に写真を撮ってくれるサービスをしていましたが、三台のマクラーレンに関しては小学生以下の子ども限定でコクピットに座らせてもらえる大サービスあり。ちょっと羨ましかった。

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二年目の MP4-31。出力向上を狙って大型化した PU が収められていることが、MP4-30 比で背の高くなったエンジンカウル形状から判ります。
この年には性能も信頼性も徐々に上がってきて、翌年に期待ができると思っていたんだけどなあ。

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三年目の MCL32。ロン・デニスが更迭されて新体制となり、シャシーのナンバリングルールもカラーリングも一新されたクルマです。そしてこのシーズンのごく序盤のうちにホンダとマクラーレンが袂を分かつことが決定的になるという。
このシーズンは本当に見ているのが辛かったなあ…しかし 2018-2020 年の活躍に至る技術的基礎はこの年に確立されたものだし、このマクラーレンとの訣別劇が後のレッドブルとの成功に繋がっていくわけです。

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そして 2018 年のトロロッソ・ホンダ STR13、となっているけどこれ STR14 だと思います。下の STR14 となっているものと、表記と展示車両が入れ違っている気がする。
さておき STR13 は翌年のレッドブルとのジョイントに向けた助走期間という位置づけでありながら、バーレーンでの 4 位を筆頭に要所要所で結果を残したクルマでした。

今のアルファタウリの白×紺も爽やかでいいけど、個人的にはこの時代のメタリックブルー×メタリックレッドの鮮烈なカラーリングも好きだったなあ。

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2019 年の STR14(となっているけど車両は STR13 だと思われる)。スクーデリア・トロロッソとしての最終年です。
ホンダ製 PU は着実にパフォーマンスと信頼性を高め、レッドブルとともにこの年 3 勝。トロロッソもガスリーとクビアトがそれぞれ表彰台を獲得する力強いシーズンでした。

ちなみに同年のレッドブル RB15 の展示は残念ながらありませんでした。

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そして 2020 年のレッドブル・ホンダ RB16。
といいつつ、これは 2019 年からずっと使われているモックアップのようですね。しかもリバリーが 2021 年仕様になっているので、もはやどこが RB16 なのか分かりません(笑

2020 年はメルセデスがあまりにも強くなりすぎてレッドブルは 2 勝に留まり(+アルファタウリが 1 勝)成績的には前年比で後退してしまったシーズンでした。
しかしその結果と撤退発表を受けて 2021 年に新骨格 PU を投入する判断に繋がるわけですから、この年は重要なターニングポイントになったと言えます。

F1 マシンの写真は以上ですが、関連してこんなクルマの展示もありました。

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これも本来ならば日本グランプリでお披露目されるはずだった NSX の「ありがとうカラー」。RB16B のスペシャルリバリー同様に白地に赤、日の丸の中にフェルスタッペンのカーナンバー「33」と「ありがとう」が描かれています。これも実車を一目見ておきたかったから嬉しい。

なお隣に展示されていたダークグレーの NSX は新型の Type S です。

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もし日本 GP が開催されていたら、このクルマはエキシビションか何かで走っていたのでしょうか。

ちなみにグランツーリスモ 6 だとユーザーリバリーとして有志作成のこのカラーリングがゲーム内で複数配布されています(笑

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RB16B の「ありがとう」がレッドブルからホンダや日本のファンへの感謝だとするなら、この NSX の「ありがとう」はホンダからレッドブルと日本のファンに向けたメッセージなのでしょう。
このホンダとレッドブルの絆が今後もずっと続いていってくれること、その結果として改めてホンダが F1 に本格的に復帰してくれることを願っています。

ホンダレーシングサンクスデーは当然ながら車両展示だけでなく、イベントもいろいろありました。
写真を大量に撮ってきてあるので、まだまだ続きます。

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