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遅ればせながら REON POCKET 4

ペルチェ素子搭載クーラーが気になるというエントリーを書いたら某氏から「旧型で良ければ使ってみる?」という申し出をいただいたのでありがたく譲っていただいちゃいました。

ソニー / ウェアラブルクーラー REON POCKET 4 PNPK-4icon

REON POCKET 4

REON POCKET 4 です。既に後継機種である 5 と上位モデルの PRO が出ている中ではありますが、旧型であっても実際に試せるのはありがたい。ちなみに 4 と 5 の差分は冷却性能とバッテリーライフ、動作音…って主要スペックほぼ全部やないかい(;´Д`)

REON POCKET 4

最近ではクーリングプレートを備えたハンディファンも一般化してきましたが、ここまで大型のプレートを備えた製品はそう多くない。ちなみにペルチェ素子はこのプレートそのものではなく内部に格納されており、このプレートは熱伝導用のステンレス板です。

REON POCKET 4

ペルチェ素子は電圧を加えることで片面が冷却(吸熱)、反対面が発熱するデバイス。つまりデバイス内部での熱移動が発生するということで、冷却状態を維持するためには発熱面の熱を除去(排熱)する必要があります。そのため、本体内に薄型の空冷ファンを搭載し、熱伝導フィンと組み合わせて冷却する仕組みになっています。REON POCKET では本体下側から吸気して上側から排気する構造なのですが、排気側を覗き込むとまるでノート PC の排熱スリットそのもの。

REON POCKET 4

使用時には付属のネックバンドを使って首後ろに装着します。衣類の下から、冷却プレートを直接肌に密着させて使うわけですが、ちょうど肩甲骨の間あたりに来る冷却プレートが肌に密着するような、しないような絶妙な装着感…。新型の REON POCKET PRO では接地面が増えてより密着しやすそうな形状になっているのがちょっと羨ましい。

REON POCKET 4

衣類の下に装着するということは排気口が服で塞がれるわけで、首元から排気を外に出すためのエアフローパーツが二種付属します。こちらは短いタイプ。これは REON POCKET を身につけていることが外からは見えにくいのですが、有効なのはせいぜい T シャツなどの襟なし衣類程度まで。襟のあるシャツを着ると排気口が塞がってしまい、排熱できなくなって冷却性能が下がったり熱が溜まって逆に不快になったりします。

REON POCKET 4

こちらがロングタイプのエアフローパーツ。これなら襟つきシャツでもほぼ問題なく排気できます。でも後ろから見ると丸見えですね。まあ排熱できなくて効果が下がってしまっては意味がないから見栄えよりも排熱を優先すべきでしょう。そしてその日の服装に応じてエアフローパーツを付け替えるのも面倒なので、私はこのロングタイプを着けっぱなしにして使うと思います。

REON POCKET 4

首後ろだけを冷やしてどれほど効果があるものか、と思っていたけど実際に使ってみると部分的にだけでも冷えると快適さが違いますね。バックパックを背負うと冷却プレートが背中に密着しがちでエアフローパーツも見えにくくなるので、外出時にバックパックと一緒に使うのが正解という気がします。あまりに暑いときには首後ろだけでなく脇や首筋などの熱中症に効果があると言われる部位に当てて冷やしてもいいし。ハンディファン日傘とともに、この夏を乗り切るのに活用していきます。

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