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ペルチェ素子搭載クーラーが気になる

まだ 5 月だというのに気温 30℃ という日も出始めて、もうそろそろ夏と同じくらいの熱中症対策が必要になってきました。そんな折に以前から少し気になっていたデバイスの新型が発表に。

ソニー、2つのモジュールで冷却面積2倍の着るエアコン「REON POCKET PRO」 – PC Watch

REON POCKET PROicon

REON POCKET の上位モデルです。今までは初代~第五世代目まで順当に冷却効率とバッテリー駆動時間向上を地道に進めてきていたのが、今回の REON POCKET PRO は「サーモモジュール二倍」「バッテリー増量」「冷却ファン大型化」という力業でパワーアップを果たしてきました。まさに力こそパワー。近年どんどん厳しくなる日本の夏の暑さに「とにかくもっと冷やしたい」という声が多かったということでしょう。

私は初代モデルからずっと気になりつつも今までスルーしていました。というのも、気軽に試してみるには微妙に安くない価格、背中の一部を冷やすだけでどれくらい涼しさを感じられるのかという疑問、衣類の下に隠すにしてもやっぱり外から見れば目立ちそうという懸念、の三つが自分としてはどうしても突破できなくて。でも古参の自作 PC 勢としては CPU をオーバークロックさせるときに使うペルチェ素子(電圧をかけると片面が冷却、反対面が発熱するデバイス)で身体を冷やすというだけでロマンを感じるわけです。

PRO でなくてもいいから、これが五千円くらいだったらとりあえず買ってみるのもアリなんですけどね。ノーマルモデルで二万近くするものを試しもせずに買うのはちょっと勇気要ります。

一方でこの REON POCKET にヒントを得たのかは知りませんが、去年くらいからジワジワ増えてきているのが「冷却プレート」付きのハンディファン。

【2025年モデル】エレコム ハンディファン 冷却プレート 3段階調整 自立 カラビナ ストラップ付 折り曲げ 卓上 USB扇風機 Type-C-Aケーブル付属 グリーン FAN-U252GN

ファン前面に金属製の冷却プレートがついていて、これに触れることで身体の一部を冷やせる、という一台二役のハンディファンです。この冷却プレートというのがペルチェ素子。ペルチェ素子は熱を移動させるデバイスだから冷却を維持するためには発熱側の熱を除去し続ける必要があり、ハンディファンと一体化するのは理に適っています。
ある程度空調が効いた屋内ならまだしも、気温の高い屋外でハンディファンを使うことはあまり意味がないどころか逆効果とも聞きます。確かにファンを使っても熱風が吹き付けるだけで対して体温は下がらずに体表の水分だけが奪われていくのは却って熱中症のリスクを高めそう。ならばペルチェ素子で確実に体表の温度を下げた方が良い、というのは納得感があります。

熱中症の発症時には首筋や脇の下などの太い血管が通っている部位を冷やすのが良い(血流によって効率よく全身の体温を下げることができるから)と言われています。そういう意味では、REON POCKET を使って背中を冷やすよりはこういったペルチェ付きファンで首筋を直接冷やしてやった方が効率的なのでは。まあ、REON POCKET と違ってずっと冷やし続けるのが難しいという問題はありますが。

去年販売されていた冷却プレート付きファンはペルチェ素子を冷やすのが主目的で肝心の風の出口が極小なものが多かったのですが、今年は↑のエレコム製品にもあるように一般的なファンの前面にプレートがついているものも増えてきて、一台二役として使いやすくなりました。値段も普通のハンディファンと大差ないし、一台買ってみようかなあ。

一方で今年は日傘も導入することにしたので、できれば日傘とファンで両手が塞がってしまうのを避けるべく傘の柄にクリップで固定できるタイプのファンが欲しくもあるんですよね。ペルチェとクリップの両方を兼ね備えた製品があれば決定版なんですけど、どうも見当たらないという…。

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