もはや日本の夏の必需品となったハンディファン。私ももう手放せない生活になっているのですが、このたび買い換えました。
リズム / Silky Wind Mobile 3.1 9ZF036RH04 (ミズイロ)
次女の中学校でハンディファンを持って行っても良いことになったらしく、二年前に買ったハンディファンがコンパクトでちょうど良いということで譲りました。まだ 6 月だというのに 30℃ 超えの厚さの中、通学に片道 50 分くらいかかるし徒歩もそれなりにあるから熱中症予防には必須でしょう。
それに伴い自分用を買い直しました。今まで使っていたものがけっこう気に入っていたので同じリズムの新製品を購入。最近だとペルチェ素子を使った冷却プレートが一体化したハンディファンなんかも出ていますが、あれは確かにプレートはすごく冷たいけど肝心の風量が犠牲になっているように感じたのでオーソドックスなファンを選びました。
リズム製ハンディファン最大の特長がこの二重反転ファン。航空機のプロペラや船舶の推進機構にも採用されている方式というだけでグッと来る機構なわけですが(笑)、実利としても直進性が高くパワフルな風を起こせるメリットがあります。実際、ハンディファンとしては小ぶりにも関わらずけっこうな風量が出ます。
地味に嬉しい改善ポイントとして、電源オンがボタン長押しになりました。今までは短押しで動作していたのでカバンの中で電源が入ってしまい無駄に電池を消費してしまうことが時々あったのですが、これなら安心。
充電は USB-C。旧型は USB-C コネクターでありながら USB PD には非対応(つまり USB-A to C ケーブルでないと充電できない)だったのですが、現行機種では USB PD チャージャーで充電できるようになりました(Anker と Belkin の USB PD チャージャーで動作しました)。もはや USB-A タイプのチャージャーも減ってきているから今更ではありますが、旧型ユーザーは電源ボタンと PD 対応だけでも買い換える価値あります。
旧型ではグリップの背面に折りたたみ式のスタンドが仕込まれていてデスクファンとして使えるようになっていましたが、現行モデルは首が前後方向に倒れるようになっており、これでデスクファン代わりに使えます。旧型のスタンドは華奢で不安定でしたが、現行型の方式はヒンジの分だけ全長が長くなってしまうので痛し痒しではあります。ちょっとやそっとでは倒れない安定感はありますけどね。
ちなみに首の角度は無段階に調整できますが、これがヒンジのトルクではなくファンとグリップの間に挟まれているゴムの摩擦抵抗で止まる仕組みになっているのが若干不安。まあこのゴムがヘタる前にバッテリーのヘタり等で買い換えるとは思いますが。
グリップの末端には樹脂製のカラビナがつきました。移動中に使っているときにちょっとカバンに引っかけておけて便利。ただ、使用頻度の高くないカラビナのために全長が伸びてしまったのがちょっと残念。使わないときはグリップに収納できるようにしておいてほしかったところです(まあコストに響いたり強度に問題が出たりしそう)。
首にかけて持ち歩けるようネックストラップが付属します。単なる付属品と思ったら、夜間使用に反射材が織り込まれていたり機械等への巻き込み防止用の安全パーツがついていたり地味に至れり尽くせりなストラップ。案外重宝しそう。
旧型との比較。ハンディファンとしての性能は変わっていませんが、首折れヒンジとカラビナがついたことで全長が 30% くらい長くなってしまったのがちょっと残念。旧型の構造のままで電源ボタンと USB の仕様を改善してくれるだけで十分だったんだけどなあ。
ともあれ、この夏はこのハンディファンを常にカバンに入れておく生活になりそうです。
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