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笑ゥせぇるすまん [Prime Video]

今日から Prime Video にて配信開始された実写ドラマ『笑ゥせぇるすまん』を観てみました。

笑ゥせぇるすまん [Prime Video]

笑ゥせぇるすまん

言わずと知れた藤子不二雄 A 原作コミックのドラマ化。そういえば去年は『T・P ぼん』(こちらは F 先生)の Netflix でのアニメ化もあったし、最近藤子不二雄原作の映像化が続いてますね。
本作は全 12 話だけど 4 話ずつまとめて配信で再来週には全話出揃うようです。私はまず 1 話だけ視聴しました。

主役の喪黒福造を演じるのはロバート秋山(秋山竜次)。確かに顔の濃さといい体型といい喪黒福造のハマリ役といえばこれ以上ないくらいにピッタリなのですが、それにしてもちょっとキャラが濃すぎる(笑。喪黒福造というキャラについて回る気味の悪さ、後ろ暗さみたいなものよりも「次はどんなことをして笑わせに来るのか」と身構えてしまうのがいけない。声色や語り口は 1989 年のテレビアニメ版(CV:大平透)にかなり寄せていてそれは上手いのですが。
第 1 話「たのもしい顔」のゲストは山本耕史。彼も『シン・ウルトラマン』や『地面師たち』など、大真面目にやればやるほど可笑しい役どころが続いていますが今回もそんな配役。それと秋山喪黒の組み合わせだから、『笑ゥせぇるすまん』の実写化というよりは『笑ゥ』をモチーフにしたコント番組を見せられているような感覚が強い…。まあ、制作スタッフも宮藤官九郎やマギーといった顔ぶれだからさもありなん、という感じですが。

『笑ゥせぇるすまん』の映像化という意味では前述の 1989 アニメ版や 1999 年のテレビ朝日によるドラマ版(主演:伊東四朗)がありましたが、どちらも原作の映像化としては非常によくできていたからなあ。どこか『世にも奇妙な物語』と通ずるところのある、あの湿度の高いねっとり感。アマプラ版を観て、改めて以前のアニメ・ドラマ版を観返したくなりました。喜劇俳優の伊東四朗を起用してもあの雰囲気を作れたんだから、本作もブラックユーモアであることを正面から受け止めて作ってくれたらもっと面白くなったと思うのですが。ちょっと秋山竜次のキャラに寄りかかりすぎでは。

とりあえず現在配信中の 4 話まで観てみるつもりですが、来週以降の配信を観るかは 4 話までの内容次第だなあ…。

【追記】
4 話まで観ました。1 話よりは真面目に作ってあったけど、喪黒の登場シーンがどうしてもコントに見えてしまうのが厳しい。途中はいいとしてもオチにあたるシーンではもっと怖さが欲しいところです。個人的には、体型重視で選ぶなら髭男爵の山田ルイ 53 世の喪黒福造が見てみたかったですが、それだとあまり怖くならないか…。藤子 A 先生のご指名だったという伊東四朗版がいかに絶妙なキャスティングだったかがよく解りました。

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