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CONTAX G Biogon の周辺像流れ補正(訂正編)

以前書いた、CONTAX G Biogon の周辺像流れ補正の件。コメント欄に「補正レンズをつける向きが逆では?」という指摘をいただいていました。改めてソースにしたサイトを確認してみたところ「Front end filter: Opto Sigma SLB-50-1500PM (plano convex 1.5m) reversed (bulbous part of the glass element shows to the lens)」と書いてあるし、澤村徹さんのサイトにも「凸面をG Biogon T* 21mmF2.8の前玉側に向けて取り付ける」と書いてある。完全に読み飛ばしてました(;´Д`)。

というわけで、平凸レンズの向きをひっくり返して、改めてテストしてみました。


↑の写真を Biogon 21mm F2.8 を使ってフィルタなし、フィルタあり(凸面外向き)、フィルタあり(凸面内向き)の 3 パターンで撮影して比較。F8 まで絞って撮影し、画面中央右端を拡大比較してみたのが下の画像です(画像はクリックでピクセル等倍表示します)。同じ位置からとはいえフィルタを着け外ししながら撮影しているので、微妙に画角や撮影位置がずれているのはご容赦を。

Biogon 21mm は α7 II との組み合わせではフィルタなしだと絞り込んでも周辺部は盛大に像流れが発生しています。そこに PCX フィルタを使用すると、逆向き(凸面外向き)につけていてもかなり良好に補正してくれます。正しい向き(凸面内向き)で使うとさらによく補正され、ほぼ像流れが気にならないレベルになります。平凸レンズの向きによる差はさほど大きくなく(被写体との距離等によっても異なる可能性はあります)、私が逆向きにつけていることに気がつかなかったのも無理はないかなと(苦笑

ともあれ気に入っている B21/2.8 がさらに使いやすくなったので、またこのレンズを持ってあちこち撮り歩きたいと思います。

澤村徹 / オールドレンズ・ベストセレクション

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