【F1新車発表】レッドブル・ホンダ1号マシン初披露。これまでとは一線を画すカラーリング|motorsport.com日本版
「レッドブル・ホンダ」としての初めての F1 マシン、RB15 がついに発表されました。第四期ホンダ F1 としては待望の初優勝に期待がかかるマシンだけに、要注目です。
毎年シェイクダウン時にはライバルの解析を妨げるためか(?)ダズル迷彩など手の込んだ特殊塗装を施す傾向のあるレッドブルですが、今回もシェイクダウン限定の衝撃的な黒赤のカラーリングを纏っての登場。まるで隈取りのようなデザインはカッコイイですが、色合い的には 2015-16 年のマクラーレン・ホンダを連想させるのがちょっとアレ(´д`)。それでもこれがあのエイドリアン・ニューウェイが手がけてホンダ製 PU が載った初のマシンと考えると、否が応でも期待が高まってきます。
このカラーリングのせいでディテールが分かりにくいものの、基本的には完成度の高かった RB14 をベースに 2019 年のテクニカルレギュレーションに適合させたマシンであることが判ります。しかし今季は PU 性能重視でリヤ周りの絞り込みは控えめでいくかと思いきや、サイドポッド後端は昨年以上に果敢に絞り込んだ形状になっているのが驚き。ルノー時代と違ってワークス扱いとはいえ、ここまで攻めた設計をしてくるとは。速そうだけど信頼性に一抹の不安が残りますが、「速いけど壊れる」マシンこそニューウェイの真骨頂でもあります(笑
ま、ローンチ仕様はあくまで今後の開発ベースに過ぎず、開幕戦までの間にディテールは大きく変わるはずですが、少なくとも期待は持てそうです。
ただホンダワークスになったにも関わらずタイトルスポンサーがアストンマーチンで、ホンダロゴよりもアストンロゴのほうが大きいのがなんか残念(´д`)。
本家レッドブルに先行してトロロッソ・ホンダ STR14 も発表されていました。
こちらはまた去年とはずいぶん変わって、かなりレッドブル寄りのデザインになりました。パワーユニットが共通化されることでギヤボックスやサスペンション等もレッドブルからの供給を受けることになり、基本的な設計思想が似通ってしまうのは当然ではありますが、リヤエンドの絞り込みからサイドポッドのインテーク形状、周辺のエアロガジェットに至るまでレッドブルの影響を受けていて、これはライバルチームからの批判を間違いなく受けるだろうなあ…と予想されるデザイン。まあ去年のハースが合法だったんだからこれくらいアリ、というところでしょうか。
フロントノーズとエンジンカウルに刻まれたホンダロゴの存在感からいって、レッドブルよりもトロロッソのほうがワークスチームっぽさがあるのが何とも言えない(笑。
これらのマシンが本当に速いかどうかは来週から始まるバルセロナテストで傾向が掴めることでしょう。
レッドブル/トロロッソ以外にもメルセデスやルノーも 2019 年仕様のマシンを発表していて、いよいよ開幕が近づいてきた感があります。
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