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Nintendo Switch Lite

任天堂、”携帯モード特化”の「Nintendo Switch Lite」発表 – GAME Watch

任天堂が Switch の小型/廉価版「Switch Lite」を発表しました。以前から夏頃にミニ版が出るらしいと噂されてはいましたが、何もなさそうな平日夜に突然発表されたからさすがに少し驚きましたね。

5.5inch 液晶に取り外し不可のコントローラを備え、テレビ出力にも非対応。また HD 振動やモーションセンサ、IR カメラ等もオミットされて「普通の携帯ゲーム機」になってしまった印象。私は TV/テーブル/携帯の各モードで遊べる自由度の高さと Joy-Con を使った新体制を伴う遊びが Switch の核だと理解していたため、いかに廉価版とはいえそれ全部かなぐり捨てるの!?という驚きがあります。

しかしこれは Switch Lite を「Switch の廉価版」として見るからであって、「3DS/2DS の跡を継ぐ携帯ゲーム機」として見ると評価は変わってきます。
この 6 月に新規タイトルの発売が終了しライフサイクルの最終段階に入っていた 3DS/2DS ですが、ハードウェアの陳腐化だけでなく「スマホよりも小画面のゲーム専用機」という立ち位置がもう厳しくなっていたことは事実。またゲームタイトル調達の観点からみても据置機と携帯機で別々に揃えるよりは据置機と携帯機のマルチプラットフォームのほうが効率が良い(通常版の Switch はそもそも据置/携帯のハイブリッド機ですが)。3DS/2DS の後継ハードの立ち上げ期に既にゲームタイトルが揃っている、特に『ポケモン』『ぶつ森』の発売が確定済みというのは若年層の 3DS/2DS からの移行を促進するはずです。親の視点でいっても自分のお古のスマホをゲーム機替わりとしてあてがうよりは Switch Lite を与えておいたほうが、ペアレンタルコントロールや課金という点でも安心感があります。


Switch 本来の機能のほとんどが削除されてしまっているのはテクノロジーの観点からすると残念なことではありますが、ハードウェアに仕込まれた機能をゲーム上のギミックとして活かせているのは結局ファーストパーティタイトルだけというのが任天堂の歴史だし、それよりもインストールベースが増えることでサードパーティ製の秀逸な Switch 向けタイトルが今後もリリースされ続けることのほうがよほど重要。なんたって『オクトパストラベラー』でさえ続編はスマホ用として出てくるのが現実ですからね…。

ゲームハード好きな私としては Switch Lite はちょっと気になるところではあるんですが、初代 Switch を持っていて目先にやりたいゲームタイトルが特にない今、それに加えて携帯機まで欲しいかと言われると微妙なところ。今まで買ってきた『ゼルダ BoW』『スプラトゥーン 2』『オクトラ』というのが大画面向きだったこともあって、携帯機でやりたいタイトルがそこまでないんですよね。仮に今まで私が 3DS/PS4 版の『ドラクエ XI』をプレイしていなくて、Switch 版の発売と同時に Lite のロトエディションが出ていたら即買いしていたでしょうが。一時期は毎日『スプラトゥーン 2』をプレイしていた長女も最近はあまり遊ばなくなっているし、家庭内の二台目としての必要性も感じていません。
ただ海外出張時の飛行機での移動中にゲームでもあればもう少し時間潰しがラクになるのになあ、と思うことはあって。初代 Switch はそういう場で使うには少し大きすぎる印象もあったので、出張のタイミングとやりたいゲームタイトルの発売が重なったらどこかで Lite を買うことがあるかもしれません。

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