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THE SCREENTONES 孤独のグルメ新春ライヴ!

昨夜行われた「THE SCREENTONES」のライヴに行ってきました。

スクリーントーンズといえば、この blog 読者の皆さんにはもう言わずと知れたドラマ『孤独のグルメ』のサントラを担当するバンド。結成から既に 8 年が経ち、スペシャル版を含めるとついに 100 話を超えたドラマすべてに楽曲を提供してきました。今回は昨年秋の Season8、および大晦日の特番をふまえての新春ライヴ。私は Season7 打ち上げライヴ以来一年半ぶりに来場しました。

吉祥寺 STAR PINE'S CAFE – 吉祥寺の老舗ライブハウス

STAR PINE'S CAFE

会場は定番の吉祥寺スターパインズカフェ。開演時間の 20 分前に到着したところ、既にほぼ満席で追加の座席を用意し始めているところでした。以前来たときも混んでいたけれど、さらにたくさんのお客さんが入っているんじゃないでしょうか。それでも私も含め一人客が比較的多いように見えたのが『孤独のグルメ』らしいところかもしれません。

THE SCREENTONES

時間がきておもむろに演奏スタート。幕が開いてドン、ではなく袖から出てきてちょっと楽器をチューニングしてから始まる距離感がライヴハウスのいいところ。
以下、セットリストを添えて書いていきます。たぶんだいたい合ってるはず。

  1. 空腹という名の荒野(Season6)~荒野のグルメ (Season2)
  2. 孤独のツンドラ (Season3)
  3. ンマヤ・ンマヤ (Season5)
  4. 哀愁のグルメ (Season6)
  5. アイリッシュ・スプーン (Season7)

のっけから歴代オープニングテーマをノンストップで。毎シーズン全然テイストが違いつつ、どの曲も『孤独のグルメ』らしさを備えているのがすごい。いつも深夜に「今回はどんなものを食べるんだろう?」とワクワクしながら聴いていた曲だけに、深夜の高いテンションが戻ってくる感覚があります。
ちなみに久住さん以下バンドメンバーが来ているのは大漁旗で作ったアロハシャツか!なんか刺身でもつつきながら一杯やりたくなってきた(笑

THE SCREENTONES

その後は原点ともいえる『Stay Alone』でいったんリセットしたら、各シーズンの名曲たちが万遍なく演奏されていきます。Season8 の曲をもっと聴きたかった気もするけど、8 年の積み重ねがあるだけにどれも名曲揃い。

  1. Stay Alone (Season1)
  2. Solitude (Season8)
  3. グルメ探検隊 (Season2)
  4. ペコちゃんブルース (Season3)
  5. SambaDelicioso (Season8)

Season8 の基本曲『Solitude』はサティを意識したというムードある一曲。そこからコミカルなマーチあり、「腹がペコちゃんだ」をモチーフとした『ペコちゃんブルース』ありという振り幅の広さ。初期のころはコミックバンド感が強かったスクリーントーンズも、シーズンを重ねるごとにその引き出しの多さをどんどん見せてきてくれます。

  1. 孤独の空腹~店を、探そう (Season1)
  2. そよ風 (Season4)
  3. St. Lover’s Glory (昼のセント酒)
  4. 遥かなる大地 (Season2)

近年は『孤独のグルメ』以外にも久住さん原作のドラマが増え、それらの楽曲の多くもスクリーントーンズが手掛けています。『昼のセント酒』はその中からの一曲。銭湯といえば久住さんがまさに今京急電鉄とのコラボキャンペーンに登場していますが、私もこれをきっかけに大田区と川崎市の銭湯を巡ってみようかな…と考え中。

THE SCREENTONES

ここまででいったん休憩を挟み、後半戦。Season8 のオープニングテーマ『Goo, Goo, Goro!』はこのタイミングに持ってくると思ってた!
ソウルっぽい曲からファンク、レゲエ…多国籍であり、無国籍でもある。外国料理や海外ロケも増えてきたドラマに合わせて、楽曲も実にバリエーションが広い。ライヴともなるとどのパートも楽器の持ち替えが多くて大変そうだけど…(笑

  1. Goo, Goo, Goro! (Season8)
  2. ファンキー五郎 (Season1)
  3. Oriental Raggae (Season4)
  4. No, no, you (のの湯)
  5. 古本屋台 (オリジナル)
  6. ふらっと QUSUMI Season8 (Season8)
  7. 落ち武者 (オリジナル)

ドラマ『のの湯』のテーマ曲に続いて、久住さん原作の漫画『古本屋台』がドラマ化されたらいいなあという願望に基づいて作られたテーマソング『古本屋台』。頼まれもしないのに妄想して作曲、そういうのもあるのか!
『落ち武者』は以前のライヴでも聞いたことがあったけど、ウクレレをメインに落ち武者について歌った曲というインパクトの強さ。何度聴いても笑ってしまうやつです。

THE SCREENTONES

東北出張スペシャルのために作られた『I miss U』はスクリーントーンズの中でも屈指の名曲。東日本大震災最大の被災地の一つに向かって五郎が頭を下げ、祈りを捧げるシーンです。私もこれまでの聖地をほぼ全て巡礼してきて、サントラを聴くとドラマの該当シーンと一緒に自分が行って見た光景、食べた味を思い出す。その中でも特にこの曲はあのときの忘れられない気持ちを再び思い起こさせてくれます。

  1. I miss U (Season6 東北出張 SP)
  2. つば九郎のテーマ (つばめ刑事)
  3. 五郎デンデケ (Season7 大晦日 SP)
  4. Season8 クライマックス (Season8)
  5. 鋼鉄のスプーン (Season7)
  6. エレキのツンドラ (Season3)
  7. Jiro’s Title (Season1)

そして最後は通称「井之頭五郎・勝利のテーマ」で畳みかけてきます。Season8 のクライマックス曲もカッコいいけど、個人的には Season7 の『鋼鉄のスプーン』のメタル感が何度聴いてもたまらない。自分がうまいものを食べてテンションが上がった時に脳裏に流れるのもこの曲です。
最高潮に高まったところで Season1 のオープニング『Jiro’s Title』で〆。やっぱりこの曲だけは特別で、流れ始めた瞬間に背筋が伸びる感覚があります。

THE SCREENTONES

アンコールは楽しかった台湾出張編を思い出す『台北快晴』から始まる三曲。ライヴの最初から最後まですげえ楽しそうな久住さんとバンドの皆さんの表情が印象的でした。音楽を聴いて楽しめるだけでなく MC も含めてこれだけ笑えるライヴもなかなかありません。

  1. 台北快晴 (Season5)
  2. Music&Manga (オリジナル)
  3. Jiro’s Title -reprise- (Season1)

今回も楽しかったです。そして、何故か終わった後に何か食べたくなるのもスクリーントーンズのライヴの特徴。ゴローばりにキョロキョロと路地を覗き込みながら、家路につきました。

ドラマはきっと Season9 以降も続くでしょうし、今後のご活躍にも期待しています。
でもその前に Season8 のサントラですね。BD-BOX は 3 月発売ですが、サントラも楽しみにしています。

なお本ライヴの様子の一部はスクリーントーンズのドラム・栗木健さんの blog に動画が掲載されているので、ご興味ある方はどうぞ。

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