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Not the… Aus GP

先週末に予定されていた F1 オーストラリア GP がキャンセルになり悲嘆に暮れていたところですが、代わりに実際の F1 ドライバーが参加する e スポーツのレースがオンラインで昨夜開催されました。

ひとつは元 F1(現フォーミュラ E)ドライバーである J.E. ヴェルニュの呼びかけで実現した「Not the… Aus GP」、意訳すると「オーストラリア GP ではないグランプリ」。現役 F1 ドライバーとしてマクラーレンのランド・ノリスと、元 F1 のエステバン・グティエレスおよびストフェル・バンドーンが参戦しました。これ以外の参加者は e スポーツのレーサーだったようです。
レースに使用されたゲームタイトルは CODEMASTERS の『F1 2019』。リアル系 F1 レースゲームの定番ですね。

日本時間では昨日深夜の開催だったため私は YouTube で後からダイジェスト的に観戦しただけですが、さすが CODEMASTERS のタイトルだけあって本当の F1 中継を観ているようなクオリティの高さ。惜しむらくはバンプ以外のサスペンションの動きが再現できておらず、荷重移動に伴うマシンの姿勢の変化がないのがやや不自然だったり、クラッシュシーンでドロップシャドウが消えるのが違和感だったりというのはありますが、かなり「観れる」。レース内容についても実際の F1 に比べてドライバーの技量への依存度が高いのか、リアル F1 とは全く違うリザルトになっていて新鮮に楽しめます(笑。

もう一つはカナダのトルク e スポーツが主催した「The Race All-Star esports Battle」。

なんとこちらには我らがマックス・フェルスタッペンが参戦。さらには元 F1 の J.P. モントーヤ、インディのパジェノーほかプロドライバーが多数出走。採用されたゲームは PC 版の『rFactor 2』で 2012 年の F1 マシンでのレースでした。今見ると極端なハイノーズが懐かしく思えます。
少し古い(2013 年)ゲームのため映像は『F1 2019』と比べて少しチャチく見えますが、クルマの挙動自体は『F1 2019』よりもリアルに見える部分もあります。さすがはフェルスタッペンをはじめ何人かの現役 F1 ドライバーも普段からプレイするレースシムというだけのことはあります。

レース結果は残念ながらノリスもフェルスタッペンも優勝はならず。いくらリアルなレースゲームでも実車とは全く一緒ではなく、逆にゲームで速かったからといって実車で速いのはまた別の話、というのがよく分かるリザルトではあります。でもレースがない週末でもこうやって楽しませてくれる F1 ドライバーは応援したくなるし、自分もオンラインレースに参加すれば彼らと走れるチャンスがあると考えると、やってみたくなりますね。

COVID-19 の影響によりリアルで集まるのが難しければバーチャルで…という動きが各所でかかっていますが、自動車レースはリアルとバーチャルの体験が比較的近いから e スポーツで代替することも不可能ではないだけであり、他の競技ではなかなかこうもいかないのが難しいところです。

そういえば私も最近 PS4 をいじっている流れで久々に GT Sports をプレイ再開していたりします。DUALSHOCK 4 でのプレイも楽しいけど、こうやって実際のレーサーたちのプレイ動画を見せられるとハンドルコントローラーが欲しくなりますね。設置場所さえ何とかなるなら買いたいところなんですけどね…。

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