スポンサーリンク

DIME 付録の 0.01g デジタルスケールを試す

遅ればせながら、小学館 DIME 付録のデジタルポケットスケールを入手しました。

DIME 2020 年 7 月号

DIME デジタルポケットスケール

紙の雑誌、最後にいつ買ったか思い出せないくらい久しぶりに買った…。

興味があったのは本誌ではなくて、この付録のデジタルポケットスケールのほう。
0.01g 単位で最大 500g まで量れるということで、デジタルガジェットを扱うことが多い私としては一つ持っておくと何かと重宝しそうだと思ったから。なお電源(単四乾電池×2)は付属しないので各自で用立てる必要があります。

実は雑誌自体は先週入手していたんですが、電源を入れてみたところ

DIME デジタルポケットスケール

量れず(;´Д`)ヾ。
見事に不良品を引いてしまったようです…。

Twitter 検索してみたらハズレを引いた人が他にも軽く 10 人くらいは見つかったので、不良率は分からないけど品質はちょっと怪しい感じ。サイカ先生の個体は問題なかったようですね。

DIME デジタルポケットスケール

自分で何とか修理できるレベルか確認すべく軽く分解してみたところ、この作りだとちょっと修理は難しそう。ボンドの上に配線が露出しているように見えるので、もしかするとセンサと配線の接触不良なのかもしれません。他にも 500g まで量れるスケールなのにセンサ上の刻印が「300g」だったりして、やっぱり怪しい。

ちなみにこの金属の棒のようなセンサはストレイン(ひずみ)ゲージといって、「導体(金属)に外部から力が加わって歪むと電気抵抗値が変化する」という原理を応用して重量を計測するようになっています。目視できないレベルの歪みから 0.01g 単位の重力を計測できるというのもすごく不思議ですよね。

さておき、このままでは 990 円をドブに捨てたようなものなので、サポートセンターに電話してみました。

DIME デジタルポケットスケール

窓口は平日 10:00~17:00 しか営業していないため、リモートワークの合間に何度かかけてみたところ一日目は全然繋がらず。二日目に三回ほどかけ直してようやく繋がりました。窓口対応そのものは丁寧かつスムーズで、送付先の住所氏名等をお伝えして中二日ほどで交換品が到着。同封の返信用封筒に不良品を入れて返送する必要がありました。

DIME デジタルポケットスケール

交換品はサポートセンター側で一度動作確認済みのものを送付するということで、問題なく動作しました。
今回試しに量ってみてちょっと驚いたのは「一円玉がちゃんと 1g」であること。新品ならぴったり 1g であることは分かりますが、手元にあった昭和 36 年~平成 5 年までの一円玉 3 枚がどれも 1.00g だったことには驚きました。経年で傷ついたように見えても摩耗じゃなくて凹んでるだけなんですかね。

DIME デジタルポケットスケール

機能的には単に重さを量るだけでなく、風袋引き(対象物を入れた容器の重さを引いて中身の重さだけを表示する)ができる「TARE」ボタン、同じ重さのものの個数を計算できる「PCS」「UNITS」ボタン、バックライトのオンオフができる「LIGHT」ボタンがあり、雑誌込み 1,000 円未満で買えるはかりとしては多機能。まあ個数計算は最初に 25/50/75/100 個のいずれかの単位での重さを量ってから差分を求める仕様なので少し使いづらいですが。
それと、ボタンを押すと引っかかって戻ってこなくなることがあるのがいかにも Amazon の中華セラーや AliExpress で扱っていそうな中国製品という感じ。まあ値段が値段なので文句はありません。

DIME デジタルポケットスケール

外装の品質が微妙だし初期不良にも当たってしまったけど計測精度のほうはどうなのか?と思い、タニタのデジタルスケールと比較してみました。
このタニタのスケールはつい最近別の用途で 0.1g 単位の計量がしたくて購入したものですが、一円玉を量ってみたところ DIME のスケールでは 1.00g と表示されたのに対してタニタは 0.9g。タニタは計量範囲が 0~2kg/0.1g なので 0~500g/0.01g な DIME のスケールと直接比較できるものではありませんが、数グラム単位のものを細かく量りたいなら DIME のスケールに分があると言えます。あくまで感覚的にですがタニタは 10g 以上のものを 0.1~0.2g くらいの誤差範囲で、DIME のほうは 1g 以上のものを 0.01~0.02g 程度の誤差範囲で計測できるイメージですかね。

DIME デジタルポケットスケール

樹脂パーツに若干のバリがあったりゴム足の高さが揃ってなくて微妙にガタついたり、クオリティ的に細かい突っ込みどころはいろいろありますが、ちっちゃいものを個人で手軽に、かつそこそこ精密に量れるという意味では重宝しそうなデジタルスケールです。発売から一週間あまりで既に売り切れも出ているようですが、Amazon ではほぼ同じものが雑誌なしでちょっとだけ高く(代わりに乾電池はついている)販売されているのでデジタルスケールだけ欲しい場合はそちらを購入するのも良いでしょう。

コメント

  1. […] 昨年DIMEの付録でデジタルスケールが付いてきたとき、はかりは間に合っているので周囲のブームには乗らなかったのですが、こういうのを使っています。 […]

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました