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森口博子 / GUNDAM SONG COVERS 2

サイカ先生宅と同じくウチにもフライングで届いていたのですが、ようやく少し聴く時間が取れました。

森口博子 / GUNDAM SONG COVERS 2

もはや本来の名前よりも「ガンダム姉さん」の呼称が定着しつつある森口博子のガンダム曲カバーアルバム第二弾です。当初 6 月に発売予定だったのが COVID-19 の影響により延期され、私も注文したことをすっかり忘れていて自宅に届いたときに思い出しました…。

なにげに前作から 13 ヶ月という短い期間での続編なんですよね。本来のスケジュールならば 10 ヶ月のスパンで発売されるはずだったので、いかに前作がヒットしたかが分かります。

森口博子 / GUNDAM SONG COVERS
物理で買ったサイカ先生のところには昨日届いていたようですが、私は配信で購入しよう...と思っていたらデジタル配信は収録曲の一部が先行配信されるのみで、全編が発売されるのは一ヶ月以上先なんですね。こういうのは時期を逃すと結局聴かずじまいになっ...

アルバムとしてオリコン 3 位を獲得したのがニュースになるレベルでしたが、当初は配信なしで CD 販売のみだったのは売上を集中させることで話題を作るのが狙いだったのだろう、と当時から思っていました。

さておき。

CD に封入されているブックレットには、ご本人によるメッセージがたくさん記入されています。冒頭には COVID-19 の影響で制作が中断されたことも含めて記されており、現場の雰囲気が伝わってきます。

前作でガンダム 40 年を代表する楽曲群はあらかた収録してしまった感があり、本作ではどうなるかなと思っていました。本作も前作同様にファンの投票で選ばれた楽曲が収録されてはいるものの、内容は前作よりもややマイナーな印象を受けるのはやむを得ないところ。個人的にはファーストガンダムからの収録曲がなかったのが残念。劇場版の『ビギニング』や『砂の十字架』という名曲もまだ残っているというのに…。

しかし隠れた名曲『銀色のドレス』のセルフカバーが含まれているのが嬉しい。あとなにげに好きな『Ζ』の ED 曲『星空の Believe』も入っていて、派手さはないながらも名曲揃いではあります。ただこの『銀色のドレス』や前作に収録されていた『ETERNAL WIND』あたりは今の歌唱力よりもアイドル歌手時代のキラキラした歌声のほうが楽曲のもつテーマに合っていたようには思います。

あと意外にも(?)『ΖΖ』から 2 曲が選ばれていたのがちょっと嬉しい。ΖΖ といえば『アニメじゃない』のイメージが強すぎますが、シリアス方面に急展開した後半の OP『サイレント・ヴォイス』と ED『一千万年銀河』は実は名曲。本作のアコースティックアレンジと歌唱力も相まって、改めて曲そのものの良さが際立っています。

そしてなんとまさかの「森口博子選曲枠」!ファン投票による選曲もいいけど、確かに「歌い手として歌ってみたい名曲」ってのもありますよね。個人的に全ガンダムを通してトップクラスの名曲だと思っている『∀』の『月の繭』(ファン投票枠)と『限りなき旅路』(森口博子枠)が 2 曲とも収録されているのがとても嬉しい。∀ ファンとしては楽曲を聴くだけで涙が出そうになる神曲です。両曲を歌っていた奥井亜紀のイメージが強すぎてオリジナルにはさすがに敵わないかなという印象はありますが、『月の繭』は随所にケルト音楽っぽい節回し(これがどことなく ∀ の月の民を思わせる)を加えているのが面白いし、『限りなき旅路』は楽曲の持つポジティブさを全力で現した歌声が素晴らしい。

アルバム全体を通じて、単なるヒット作の二番煎じに終わらない完成度の高さを感じます。

そして初回盤購入者限定で 11/8(日)に開催されるオンラインライブへの参加券が同封されていました。ゲストは古谷徹氏ということで、これを聴かねばガンダムファンは名乗れません。
視聴するには事前登録の上オンラインアンケートに答える必要があるのですが、そこでも「森口博子に結婚してほしいと思いますか?」という設問があって「もうそっとしておいてやれよ!」と(笑。

ガンダムといえば『閃光のハサウェイ』の劇場公開日が未だ発表されていませんが、いつになるんですかね。このアルバムを聴きながら、正式発表を待ちたいと思います。

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