年末から組み立てている MGEX ユニコーンガンダムがだいぶ完成に近づいてきています。現在外装の組み立てを行っているわけですが、意外と時間をとるのがスミ入れの工程。いつもはガンダムマーカーのスミいれふでペンを使っていますが、ユニコーンガンダムの白いボディに黒いスミ入れはちょっと主張が強すぎる。そこでグレーにでもしようかな…と考えていたところで、愛読している nippper のこちらのエントリーのことを思い出しました。
漏れなくプラモ欲を高めてくる nippper の記事の中でも、工具やツール系のネタは特に私の琴線に触れてきます。そういえば芯が折れないシャーペン「オレンズ」、以前から気になっていたんですよね。でも私は普段アナログの筆記具を使うこと自体が少なく、使ったとしてもボールペンがほとんどなのでマルチペンではないシャーペンなんて十年単位で買ってない。相当久しぶりにシャーペンという筆記具を購入しました。
ぺんてる / オレンズ メタルグリップタイプ 0.2mm （ダークブルー）
オレンズには大きく分けて 500 円くらいで買える通常版、1,000 円くらいのメタルグリップ、3,000 円する「オレンズネロ」の三種類のラインアップがあります。それほど使用頻度が高くなさそうなものに 3,000 円払うのはちょっともったいないけどプラスチック軸も子どもっぽいし、ということで中庸のメタルグリップモデルを選択。また芯径は 0.2/0.3/0.5mm というバリエーションがある中で、今回は最細の 0.2mm を購入しました。
デザインはそこそこ品があって悪くない。筆記具はつい格好付けて舶来品（高級品じゃないけど）を買いがちな私ですが、そんな中に混ざっていても見劣りしない見栄えです。
グリップはメタル（アルミ？）製ですが、表面に施されたパターンがかなり細かくて強く握っても指先が痛くなりません。ラバーよりもメタルグリップ派の私としては、この握り心地は気に入りました。
芯は 0.2mm ともなると非常に細い。単独でのクローズアップ写真だと細さが伝わりにくいですが、
一般的な 0.5mm 芯と比べて半分以下ですからね。マクロレンズで撮っても AF が迷うくらい細いです。
なお使い方は一般的なシャーペンとは違って、
一回ノックしてペン先（パイプ）だけを出したら、あとはノックしないで芯を出さないまま書いていきます。芯の長さに合わせてペン先が自動的に少しずつ引っ込んでいくことで芯先の必要最小限の部分だけ露出させて書いていく仕組み。そうするとペン先の金属のエッジが紙に引っかかりそうなものですが、ペン先はちゃんと面取り加工されていて滑らかに書いていくことができます。
出荷時には「芯を出さないで書いてください」というシールがわざわざ貼り付けてあります。こうしないと普通のシャーペンのつもりで芯を出して書いてしまって「芯が折れた」というクレームが殺到するということなのでしょう（笑。
私も試しに芯を 1 ノック分だけ出して書いてみたところ、0.2mm だけあってまあ折れる折れる。逆に芯を出しさえしなければまず折れないんだから不思議な感覚です。
メモ帳に書いてみました。ちなみにこのメモ帳の罫線は 7mm 間隔です。
0.5mm のシャーペンはそれこそ小学生時代から親しんできた太さなのに、0.2mm と比べると無駄に太く感じてしまいます。
今までだと潰れてしまっていたような細かい文字でも、0.2mm ならクッキリハッキリ読める。まあこんな細かい字を書く用途があるかといえばないわけですが（笑）、エッジの立ったシャープな線は書いてても読んでても気持ちが良いですね。
ガンプラのスミ入れに使ってみました。左側がスミ入れなし、右側がオレンズ 0.2mm でスミ入れした状態です。これくらい細いパネルラインだと 0.5mm のシャーペンでは芯が入っていきませんが、0.2mm ならばビシッと描くことができます。これが黒いスミ入れペンだと白い装甲には強すぎるし、拭き取るときに表面を汚してしまってキレイに仕上げるのがやや面倒なんですよね。これがシャーペンならインクが余計な部分を汚すこともないし、作業効率向上にも寄与します。ガンダムマーカーにも 0.3mm のスミ入れシャープペンがありますが、オレンズはさらに細い 0.2mm。より細かな表現が可能です。
コイツのおかげで MGEX ユニコーンのスミ入れが捗っています。完成まであと少し、大変なデカール貼りを今がんばっているところ（汗。
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