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劇場版マクロス Δ 絶対 LIVE!!!!!! / 劇場短編マクロス F ~時の迷宮~ [LIVE ZOUND] @チネチッタ

公開初日の初回に観に行ってきました。

劇場版マクロス Δ 絶対 LIVE!!!!!!

劇場版マクロス Δ 絶対 LIVE!!!!!!

今年はエヴァにガンダムにマクロス、という私が長年フォローしているロボットアニメの劇場版が軒並み公開されるという特異年。いろんな作品が去年公開できなかったからというのはあるでしょうが、25 年前の自分に「2021 年にこの三作品の完全新作映画が公開される」と言っても信じないだろうなあ(笑。でも実際シンエヴァも閃ハサもすごく良かったので、本作も楽しみにしていました。
上映館は主に東宝系であまり良いスクリーンでかけてもらえるイメージがなかったので、チネチッタの LIVE ZOUND スクリーンを選択。ここの音響はこういうライヴ系の作品との相性が抜群だから首都圏で本作を観るならオススメです。

まだ公開直後なので直接的なネタバレは避けますが、これから観に行く予定があるなら以下は観た後に読んだ方が良いかも。

まずは同時上映の『劇場短編マクロス F ~時の迷宮~』。まさか『サヨナラノツバサ』から十年経ってマクロス F の新作が観られるとは思っていませんでした。

タイトルに「劇場短編」と入っているとおり、本当に拍子抜けするほど短編でした。時間軸的には『サヨナラノツバサ』の ED 入りをそのまま受け継ぐような形で、十年前に同じ映画館で『サヨナラノツバサ』の ED を観ていたときの気持ちが甦ってきました。しかし映像面では十年分の進化を感じる出来映え。旧劇場版ではライヴシーンに CG は多用されていたもののキャラクターは手描きだったのが今回ついにオール CG 化がなされ、ゲーム以外の映像でグリグリ歌って踊るシェリランが見られたのは感激ものでした。
短いため話の展開はほとんどありませんが、いくらでも続編が作れそうな終わり方だったからそういう企画が裏で進んでいるのかもしれません。VF-25 や YF-29 のデザインは今見ても古びないし、映像面での表現力が広がった今なら新作長編にも十分堪えるはず。これは今後に期待してしまいます。

そして本編である『劇場版マクロス Δ 絶対 LIVE!!!!!!』。前作『激情のワルキューレ』の時点で既に主役はバルキリーやパイロットではなくワルキューレになっていたので、タイトルから考えても今回はワルキューレが主役で、ストーリーよりもライヴ映像を楽しむような映画になるものとばかり思っていました。が、実際にはちゃんとシナリオが作り込まれていて、そこにワルキューレの楽曲が絡んでいく展開になっていました。
前作は基本的にテレビシリーズの再構成版でワルキューレの活躍とメッサー×カナメを軸に脚本を組み立て直した形になっていたため、テレビシリーズに存在したその他の要素は大幅にカットされてしまっていました。まあそれらの要素はテレビシリーズの時点で既に消化不良だったからやむを得ないのですが、もうそれはなかったものとして進んでいくのかと思ったら大半が今作で回収されるというサプライズ。中でもミラージュの「ジーナス家の孫」設定や三角関係は死に設定と化していただけに、ここで改めてフォーカスが当たるとは。

映画としてはワルキューレの対抗勢力として「Yami_Q_ray(闇キューレ)」が登場することと、ファーストマクロスの最強パイロットであるマクシミリアン・ジーナスが再登場することが予告編の時点で目玉となっていましたが、マクロス 40 周年を記念して他にも様々なサプライズや過去作へのオマージュが仕込まれていて歴史の長いファンほど楽しめるはず。残念ながら「銀河争奪歌合戦」というほどには歌合戦感はなかったけど、Yami_Q_ray の楽曲はワルキューレとはまた違ったカッコ良さがあったし、クライマックスでは前作にはなかったメドレーでちゃんとたたみかけてきてくれたのは良かった。もう最後はお約束の展開でいいからとにかく音楽と映像の奔流に呑み込まれる体験こそが劇場版マクロスであり、それを感じるために映画館まで行ってるんですよ!(笑)前作の後もワルキューレ自体は活動を続けていてそれらの楽曲も良かったんですが、やっぱりマクロス世界の中で歌って踊ってこそワルキューレなんだということを再確認しました。

『時の迷宮』とは逆にこちらは続編に繋げるのが難しそうなラストでした。『Δ』の物語としてはこれできれいにおしまい、ということなんでしょうね。
ちなみにサブタイトルの『絶対 LIVE!!!!!!』の六つめの「!」は、おそらくワルキューレとデルタ小隊それぞれに加わった新しい誰かのことを指しているのだと思っています。個人的には、冒頭にデルタ小隊と空中騎士団が編隊飛行を見せ、そこにワルキューレのライヴがかぶっていく演出に胸が熱くなりました。その後は歌と戦闘のシーンが出てくるたびに興奮していた記憶しかありません(ぉ

ムビチケをもう一回分買ってあるので、時間を見つけてあと一回は観に行こうと思っています。サントラも買おう…。

コメント

  1. […] […]

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