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docomo 版 Xperia 5 IV で KDDI 回線を試す

先日来考えている、docomo 版 Xperia 5 IV を物理 SIM+eSIM のデュアル SIM 化しようかという話。docomo 回線とどこかの MVNO の組み合わせで使おうと思っているのですが、稀に起きる大規模障害に備えるならサブ回線は docomo 以外にしておきたい。
でも私が使っている Xperia 5 IV は docomo 版(SO-54C)だから、KDDI 回線で使うには対応バンドが合っている必要があります。というわけで、SO-54C の対応バンドと三大 MNO の提供周波数を突き合わせてみました(下表は見やすくするために三大 MNO が提供していないバンドは省略しています)。

BandSO-54CdocomoKDDISoftBank
4G
B1
B3
B8
B11
B18
B19
B21
B26
B28
B42
5G
n3
n28
n40
n41
n77
n78
n79
n257

おお、かなり優秀。Xperia 5 II ではキャリア版の対応バンドはもっと絞られていましたが、IV では随分拡大したんですね。KDDI 回線でも B1/3/18 が使えれば実用上問題ないというし、これなら十分使い物になりそうです。

とはいえ理論上だけでは少し心配なので、手元にあった UQ モバイル(au のサブブランド)の SIM カードを挿して試してみました。

まず驚いたのは、今までの Android スマホは SIM カードを挿抜すると自動的に再起動がかかっていたのが、現行世代機では再起動不要でそのまま SIM を認識するようになったこと。iPhone ではずっとできていたのに Android では再起動がかかるのが面倒に感じていたので、これはありがたい。

そして、SIM を差し替えたから APN 設定を入力しないと…と通信設定画面を開いてみたところ「UQ mobile」の APN 設定が自動入力・選択されていました。今までは SIM フリー版 Xperia なら MVNO も含む多キャリアの APN 設定が用意されていたことはあったけど、キャリア版端末で他キャリア用設定画あらかじめ入っているとは驚きました。最近の Xperia、キャリア版と SIM フリー版の差違は以前に比べて少なくなっているようですね。

というわけで、SIM を差し替えただけで再起動も設定変更もなしに KDDI 回線での通信が始まってしまったことに驚きました。

しかも、docomo では自宅は 5G のカバー範囲から数十メートル程度離れていて家の中では 5G のアンテナピクトが立たないのに、KDDI 回線だと自宅がバッチリ 5G 圏内だったという。我が家、もうメイン回線を au にしてしまった方がいいのでは…?

今週は出社する機会もあったので通勤圏も含めて試してみましたが、この組み合わせで圏外になったり通信が不安定になったりすることも特にありませんでした。
これで気兼ねなく KDDI 系 MVNO をサブ回線として使うことができます。というわけで、mineo の A プランを eSIM で追加契約する予定。

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