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続・浴室鏡のウロコ汚れ掃除

昨年末の大掃除の際、浴室鏡のウロコ取りに挑戦しました。まずクエン酸パックを試し、その後風呂職人を使ってそこそこキレイにはなりました。
が、風呂職人は浴室床材に使うと白化汚れの原因である金属石鹸を石鹸成分に還元して、目視して分かるくらい効果がある(石鹸成分が浮いてきてバスブラシで軽くこするだけでキレイになる)のに比べると鏡のウロコ汚れへの効果は限定的。今年はもっとキレイにしてやりたいという欲が出てきて研磨剤に手を出してみました。

3M / スコッチ・ブライト バスシャイン すごい鏡磨き

鏡のウロコ取り用の研磨剤、薬局や百均に行けば迷うくらいの種類が売られています。中でも効きそうなのはダイヤモンド粒子を使った研磨剤ですが、硬度が高すぎると鏡にキズをつけるリスクがあります。目に見えないレベルのキズはそこに水道水のカルシウム成分が残留して、却って頑固なウロコ汚れの原因になりそう。他の研磨剤としてはアルミナ(酸化アルミニウム)がメジャーで、ダイヤモンドよりはキズをつけにくいとのこと。そうは言っても鏡(ガラス)より硬度の高い研磨剤だからキズつかないってことはないでしょう?と思っていたら、住居用ガラスの専門業者さんがまさにこの商品をレビューしているのを発見。

「スコッチ・ブライト バスシャイン すごい鏡磨き – 3M」は傷つかない?10年間使用したミラーのウロコは取れるのか実験してみた
    こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。 弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。 &nbsp...

これは説得力あります。まあ少なくともダイヤモンドほど硬くはないのと粒子が細かいらしいので、細かい番手のヤスリをかけるようなものと理解すれば良いのかな。ハイリスクだけどウロコがゴリゴリ取れるダイヤモンドよりも、多少効き目がマイルドでも低リスクなアルミナの方が良いだろうということでこちらを買ってみました。

スポンジに研磨シートが貼り付いている構造になっています。布状の研磨剤だと鏡と接触面が小さくて非効率だし擦っているうちに指が痛くなるから、こういう形状で面で擦れるのは効率的。
スポンジは固めで、あまり軟らかいと研磨効果が出ないし固形物だと鏡にキズをつけそうなので、程良い固さ。またタオルハンガー等に引っかけておくための切り欠きが設けられています。

研磨シートは面ファスナー(ベルクロ)でスポンジに貼り付いています。この表面にアルミナ粒子が塗布されているということですね。このシートは単体で別売されています。
このスポンジの角の部分を使うと力が入って擦りやすいのですが、ウロコ取りって力を入れて磨くというよりは面接触で何往復もさせるほうが効率が良いので、面そのものを鏡に押しつけるようにして磨きます。

というわけで試してみました。この鏡磨き単体で磨いても効果はあったのですが、鏡に風呂職人を塗布して 10 分ほど放置してから磨いたほうが効果が高かったので(風呂職人の酸性成分で石灰が中和されるのでしょう)、その作業をした後の様子がこちら。

↑鏡の左半分が研磨前、右半分が風呂職人塗布+研磨後。左側は完全に曇っていますが、右はウロコ汚れがほぼ除去されて入居当初のクリアな視界が戻ってきています。これは風呂職人単体で使って普通のスポンジで磨いたときよりも明らかにキレイになっています。
磨き始めには鏡表面の石灰質を削り取っているゾリゾリという触感があったのですが、次第にツルツル、キュッキュッという触感に変わっていくのが気持ち良い。鏡磨き単体で磨いてももちろん良いけど風呂職人と併用することで磨き時間が半分以下にできました。鏡へのキズもついていないように見えます。

十年ぶりにピカピカの鏡が戻ってきて超気持ち良い。入浴後のさっぱり感も今まで以上に感じます。
今後、普段は鏡のくもり止めリキッドでくもり予防しつつ、年に二回くらいこの手法で鏡を磨いてやることにします。

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