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PARKER URBAN と MONTEVERDE のブルーブラックリフィル

シャーボ X のリフィルをエマルジョン/ジェットストリームに交換した話の続きです。シャーボ X を油性のブルー/レッドインクに差し替えたため愛用していたブルーブラックを使えるペンがなくなってしまいました。そもそも多色ボールペン用の 4C 規格リフィルは容量が少なく、ただでさえ揮発しやすいゲルインクではすぐにインク切れを起こしがち。ならば容量の大きなリフィルが使えるボールペンを一本ブルーブラック専用にしようと新規購入しました。

PARKER / アーバン プレミアム ボールペン (アメジストパール CT)

PARKER のアーバン プレミアムです。
黒インクで使っている 2018 年モデルのアーバンよりもさらに旧モデルのデッドストック品。2018 年モデルはややコンサバティブなデザインに変更されていましたが、同社の IM シリーズと被ったのか現在は以前のデザインに戻されているようですね。今回購入したのは 2017 年に販売されていたもので、当時気になっていたアメジストパールの在庫が今でも売られているショップを見つけて購入しました。現行モデルもほぼ同じデザインですが一部のディテールや質感が異なるのと、このカラーは旧モデルにしかありません。

曲線を大胆にあしらったグラマラスなデザインが美しい。

内部パーツには一部樹脂が使われているものの外装は全て金属製。紫色の軸に彫り込まれたボーダーラインは写真だとかなりきつめに出てしまいましたが、実際にはテクスチャー程度の表現で落ち着いています。

ペン先はノック式ではなく回転繰り出し式。心を落ち着かせて「書くぞ」という気分にさせてくれます。
グリップはおそらくステンレス製で程良い重みがあり、私好みのバランス。

標準搭載されているリフィルは PARKER 製の低粘度油性インクを用いた QUINKflow です。ジェットストリームに差し替えなくてもサラサラ書ける良いリフィルなのですが、今回はこれをブルーブラックの互換リフィルに換装。

MONTEVERDE / セラミックゲル芯 ブルーブラック (F) 1919621

アメリカの MONTEVERDE というメーカーから発売されているゲルインクリフィルです。ボールペン用の油性インクってほぼ黒赤青緑しかなくて、それ以外の中間色を探すと必然的にゲルインクになってしまうんですね。そして PARKER 互換リフィルでブルーブラックを出しているのはこの MONTEVERDE とあと一社(おそらく中華メーカー)くらい。ほぼ選択肢がありませんでした。

リフィル単体で見ると QUINKflow はステンレス製で重厚感あるのに対して、MONTEVERDE はアルミ製と思わしきやや安っぽい輝き。まあボールペンに内蔵してしまえばほぼ見えませんが。

というわけで換装。見た目は何も変わっていないように見えます。

元々のリフィルと書き比べてみました。

QUINKflow は油性/黒の中字(M)、MONTEVERDE はゲル/ブルーブラックの細字(F)だから仕様上は MONTEVERDE のほうが細いはずですが、ゲルインクの滲みがあるため MONTEVERDE のほうが筆跡は若干太め。アルファベットなら良いけど日本語で細かい漢字を書くのにはあまり向いていませんね。日本製のボールペンなら最近はゲルインクで 0.38mm が当たり前のように売られるようになった(当然ブルーブラックもある)から細かい文字を書きたいならそっちなんですが、日本製のボールペンってあまり好みのデザインや質感の製品がない…。自動車なんかもそうだけど、日本の工業製品って品質は良いのに嗜好品の官能性で欧州ブランドに敵わないのが多いですよね。

ともかく好みの軸で、好きなブルーブラックの大容量リフィルが使えるようになったから満足です。今後のメインボールペンの一本にしていこう。

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