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東京都大田区西糀谷の五目炒飯

七辻に行った際、ついでにそこからあまり離れていないこの店に行ってきました。

中華料理 朋友

朋友

いかにもな町中華。しばらく前からこの店のことが気になっていたのでした。
というのもこの「朋友」という店名、かつて漫画『孤独のグルメ』に登場しながらも現在はなくなってしまった大井町の中華料理店と同じ名前なんですね。

東京都品川区東大井の冷やし中華(の消滅)とワンタンメン
「ああ、こういう雰囲気、落ちつく。『なっちゃった』的な昭和レトロというか」 順調に消化してきている『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】。前回に続き、今回もちょっと番外編的なお店を攻めてみたいと思います。舞台は第 21 話「東京都品川区東...

大井町の朋友は店の前を何度か通ったことがあります。↑のエントリーにも書いた隣の永楽によくワンタンメンを食べに行っていたので。ただ朋友には入らずじまいだったのが、後年になって『孤独のグルメ』に登場していたことを知ったという。

何かのきっかけでこの店の存在を知り、大井町と蒲田というと JR なら二駅の距離だし、もしかして大井町朋友の暖簾分けだったり親族の経営だったりするのか?と気になっていました。
今回の訪店にあたり改めて調べてみたところ、食べログのレビューに答えが書いてありました。「流行ってる中華屋さんが大井町に有って…肖って先代が名前使わせてもらった様です。今風に言うとパクりました!笑」とのこと(笑

そんなわけで大井町と同じなのは名前だけ、同じ味が食べられるわけではなさそう。でもこうやって知ったのも何かの縁、ということで入ってみました。

朋友

カウンター席とテーブルが二つ、というこぢんまりとした店内。雰囲気はまさに正しい町中華。
メニューもオーソドックスに昔ながらの中華料理店という感じだけど、中華料理に混ざってあじフライやカレー、オムライス、かつ丼が共存してるあたり、地元の常連さんのリクエストに応えるうちに何でもありになっていった様子が目に浮かびます。そういうのも含めてこれぞ町中華。

それにしても、ここはまだ東京都内なのにしれっとサンマーメンがメニューに載っているのが蒲田らしくてイイ。多摩川渡ったらもう神奈川ですからね。

朋友

この店はどうやらチャーハンが有名らしいけどそれだけじゃちょっと寂しいしなあ…と思っていたら、壁メニューにハーフサイズシリーズを発見!
いいぞいいぞ、これを主軸に組み立てていくのがいい。半チャーハンが食べたいけど、半カレーや半ドライカレーもやたらと誘ってくる…。

朋友

注文を済ませたら、まずは餃子から出てきました。
小ぶりながらも多めの油で良い色にパリッと焼かれた餃子、見るからにおいしそう。

食べてみるとニンニクがしっかり効いたパンチ強めの味。これはちょっと瓶ビールが欲しくなっちゃう味。
昔ながらの店だからこそ、こういう分かりやすい味の餃子が嬉しい。

朋友

続いて半五目チャーハン。「半」と言いつつも一般的な中華屋の並盛りくらいあります。これ普通盛りのチャーハンだとどんなことになっちゃうんだろう。
味付けは塩と醤油が選べるところ、私は塩を注文。玉子の黄色が目に鮮やかでおいしそう。

チャーハンの方向性としては私が最近ハマっているしっとり系で、ほっこりするやさしい味。これ単品だと少し物足りないかもしれないけど、ガッツリ味の餃子と組み合わせるならこれくらいがちょうど良い。
「五目」に相当するのはチャーハンの上にかかっている玉子で、焼豚やカマボコが具として入っています。中華オムライス風チャーハンという感じでなんか得した気分。

朋友

こういう店ならラーメンもうまいに違いない!という確信があったため最もオーソドックスなラーメンも頼んでみました。

そう、これこれ!と言いたくなるようなスッキリ系醤油ラーメン。もはや見た目からして期待通り。

朋友

縮れ麺に醤油スープがよく馴染む。スープまで全部飲めてしまいそうなしみじみする味。
びっくりするようなものはなくても、結局最後に帰ってくるのはこういうラーメンなんですよ。これが一番おいしい。

朋友

典型的な町中華だから『町中華で飲ろうぜ』での登場歴があることはもちろんのこと、他にもけっこうテレビやラジオで紹介されているようですね。
それにしても「まいうー」の石ちゃん(石塚英彦)、本当にどこの店にでも来てるな…。

朋友

期待通りのいい町中華でした。まるで心のふるさとのような店だった。
お昼時は平日であってもほぼ席が埋まる人気ぶりも理解できます。

こっち方面にはあまり来る機会がないけど、蒲田周辺で町中華が食べたくなったらまた立ち寄ってみようと思います。
ごちそうさまでした。

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