買ったのいつだっけ・・・というくらい前に買っておいた BD を、ようやく観れました。
この作品は DVD も持っていて、何度か観ているのですが、最後に観たのはたぶん 8~9 年前。当時は原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』も読んだくらいハマった作品でしたが、今や印象的な歓楽街の映像とラストシーン以外はかなり忘れてしまっていました。なので、再び新鮮な気持ちで観ることができました。
しかし DVD 版は DVD-Video のかなり初期の頃に出たものなので、今観るとお世辞にも画質が良いとは言えませんが、この BD 版はすごいですね。最近の HD 制作の作品ほど隅々までカリカリした高画質、ということはないものの、とても 27 年前に撮られたフィルムとは思えないほど解像感が高く、発色も良いです。冒頭のロサンゼルスの夜景の作りの細かさとか、歓楽街のネオンの鮮やかさとか、DVD 版以上に鮮烈な印象を残してくれますし、ごちゃっとした街並みの細部はこうなっていたのか!というところまで、ハッキリと見て取れます。
もちろん映像だけでなく、単なる悪役ではないレプリカントたちの悲哀とか、主人公デッカードの苦悩とか、ストーリーや演出も深いのがこの映画の良さ。『スター・ウォーズ』の爽快感の逆を行く、当時の SF 映画とは一線を画す作品ですが、何度も繰り返し観る価値がある作品だと改めて思いました。それをするためのヒントを画面にいくつも浮かび上がらせてくれる BD の情報量は、やはりこの映画には必要だったのだと思います。そういう意味では、改めて BD で観るだけの価値はありましたね。
コメント
4月にはBOXセットも出るよBさん
オイラはこっち待ちでっす
初見の印象を大事にする派なので、これまで公開された
どのバージョンよりも、過去に観た”劇場公開版”を改めて観たいんですよね。
P.K.ディックの原作も大事だけど、W.バロウズの「ブレードランナー」を押さえておくのが真のファンかと。
そうそう、BOX 出るんですよね。買ってから知った(´д`)。
興行的には全く振るわなかったという劇場版がどんな出来だったのか
個人的に気になっているので、買ってみようかな・・・。
バロウズ版、チェックしてみますー。
バロウズを押さえるのは、ファンと言うより、すでにマニアな気もw
(それを読むならアラン・E・ナース版も押さえないと)
物語が好きならK.W.ジーターの、ストーリー的な続編2点を抑えるほうが、普通に「ファン」かも?
サイバーパンク大好きだったなぁ。
コナミの小島監督作品のスナッチャーも。
あの作品の冒頭で、この作品を〜全てのサイバーパンカーに捧ぐ
なんてメッセージが出てくるのも、時代だったなぁ。