NEC PCが8型2in1「LAVIE MINI」投入、第11世代Coreでゲームも – PC Watch
実機写真で見る、NEC PCのTiger Lake搭載8型2in1「LAVIE MINI」 – PC Watch
NEC PC が突如として 8inch サイズの 2in1 UMPC「LAVIE MINI」を発表しました。現時点ではまだ発売日も価格も未定のプロトタイプモデルということになっていますが、写真を見る限りハードウェアデザインはもう商品として発売できそうなレベルになっており、実際にほぼこのまま発売されるとみて良いでしょう。
8inch UWXGA（1,9200×1,200）のタッチディスプレイを搭載し、鯖折り式の 2in1 スタイルをもつ UMPC です。このサイズかつ 579g という軽さで Tiger Lake（第 11 世代 Intel Core）を搭載したフル Windows 10 PC というのが UMPC 好きの心をくすぐります。さすがにキーボードは変則 7 段配列ですが、ほぼ全キーが等幅かつ英字キーの配置が守られているのが素晴らしい。記号系キーもキーボードのあちこちに分散ではなく数字キーの上段に全て並べられているというのも分かりやすくて良い。これ、いいじゃないですか。
なおこの LAVIE MINI は単なる UMPC ではなく「ゲーミング PC」という位置づけで、着脱式のゲームコントローラーやドックが用意されています。ゲーミング PC といえばハイエンド GPU を搭載して多色 LED がビカビカ光るイメージが強いけど（笑）、何も FPS/TPS ゲームで 1 フレームの差を競うのだけが PC ゲームじゃない。日本だとまだそれほど馴染みがありませんが、そこそこのスペックでいつでもどこでも PC ゲームが楽しめる中華系のゲーミング UMPC のようなニーズだって実際にあるわけです。今まで GPD や One-Netbook など中華系メーカーしか存在しなかったこの市場に日本のちゃんとした PC メーカー（資本的には中国 Lenovo 傘下だけど）が参入することに意義があると言えます。日系メーカー製の UMPC としては（ゲーミングじゃないけど）2010 年の VAIO P（二世代目）以来 11 年ぶり（？）ですかね。
個人的には鯖折りヒンジ部分の処理がもう一声…という気がするけど、全体的に軽くて柔らかいデザインテイストが某いちばん小さいやつを彷彿とさせて好印象。PC ゲームを軸にパーソナルユースに振り切ったコンセプトも良いと思います。このご時世だと、こういう PC ってテレワークとかリモート中継の市場にも色目を使ってポジショニングが曖昧になりかねないところ、軸をぶらさずにプロモーションにまで落とし込もうという姿勢が素晴らしい。
ちっちゃい PC 好きとしてはかなりブッ刺さる製品です。具体的にこれに使いたいという用途がないけど無性に欲しい、という感覚も PC 製品に関してはそうとう久しぶり。いつ、いくらくらいで発売されるのか分かりませんが、これは今後の動向も要チェックや。
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