マクロの空を つらぬいて 地球をうった いかづちは 我ら幼い人類に 目覚めてくれと 放たれた――
どうも最近あちこちでバルキリー関連のエントリーが上がっていますが、私もバルキリーネタです(ぉ
『超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~』に登場した、初代バルキリーが最新技術と新解釈に基づいて 1/72 キット化!というわけで、マクロス世代としては満を持して購入してみました。テレビ放送当時、リアルタイムでマクロスのプラモを買っていたことは覚えているんですが、そのキットがどういう出来だったかはさっぱり覚えていません(笑)。なので、どのくらい進化したかはよく分からないという…。
素組みでも十分に完成度が高く、プレイバリューもある MG/RG クラスのガンプラに飼い慣らされすぎたせいか、パーツ精度はシビアだし関節はポロポロ外れるし色分けは完璧じゃないしデカールは多いし変形させるとデカールが擦れて剥がれてくるし…と、相変わらずバルキリーのプラモは難易度高いです。作っててくたびれるキットですが、可動部を眺めながらデザイナー・河森正治氏の変態的センス(誉め言葉)を理解していく段階が楽しい(笑
初代 VF-1 バルキリーは、当時子どもながらにファイター形態がいちばんカッコイイ、バトロイドもいいけどガウォーク形態って存在意義が解らない!という認識でいたんですが、大人になるにつれて「バルキリーといったらガウォーク形態だろうが」というくらい、ガウォーク好きになりました。
バルキリーは VF-25 メサイア~YF-29 デュランダル に至る流れが造形からギミックまで完成されていて最もカッコイイ。初代 VF-1 は今見ると野暮ったいデザインで、特にバトロイドのデザインなんかはかなり無理があると感じますが、トムキャットをモチーフにしたファイター形態はやっぱりカッコイイ。「リアルな戦闘機がロボットに変形する」って、子供心をくすぐられたなあ。
このキットには別売のストライクパーツセットもあるので、一緒に作ってみました。劇場版のバルキリーはこっちをつけているイメージの方が強いかな。
いつもどおり成型色+つや消しトップコートでお手軽に仕上げてしまいましたが、劇中(特に BD 版)のイメージを再現するなら、ストライクパーツは濃紺系に塗装して、つや消しではなく光沢トップコートで仕上げたほうがカッコ良かったかもしれません。
劇中のイメージだと、バルキリーはストライクパーツつきのほうが強そうで良いんですが、このキットに関しては素体のデザインが流麗にまとまっている分、ストライクパーツをつけるとむしろずんぐりむっくり見えてしまうような気もします。飾っておくならノーマル仕様かなあ。
ガウォークに変形させてみました。やっぱりバルキリーはこうでないと。
ここからさらにバトロイドに変形させようとしてみたのですが…ちょっと動かしただけでパーツがポロポロ。あっちをつければこっちが落ちる、という有様で…1 時間ほど格闘した挙げ句、これはポージングまで決めようとしたら何時間あっても仕上がらない、と思って諦め(´д`)。これ接着剤でも使ってパーツ固定させない限り、ポージングまで決めてキレイに撮影、なんて無理なんじゃないですかね…。
やはり、バルキリーのプラモはメカニズムを楽しむもので、遊ぶなら超合金なのかなあ。
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VF-1J/A/Sの完全彩色済みプラモデル
私の中では「Nゲージ模型の会社」ということになっているトーミーテック社から、「マクロスモデラーズ 技MIX(ギミックス)」シリーズという彩色済みのVF-1…