新しいカメラバッグを買いました。春になるとカバン(ry
MILLET / TARN 25 PHOTO MIS0506 (DEEP HORIZON)
通勤カバンを 3 ウェイバッグにしたのと同じ理由で、しばらく前から肩と腰の負担を和らげるためにバックパックタイプのカメラバッグが欲しいと考えていました。が、いざ選ぼうと思うとバックパックタイプは肩掛けタイプ以上に難しいジャンルで、なかなか「これ」というのに出会えない。機材の出し入れがしやすくて、そもそもリュックとして扱いやすく負担が少なく、かつゴツすぎないシンプルなデザイン…というのは贅沢な望みだったかもしれません。
カメラバッグメーカーの製品を一通り調べてみて、どれも決め手に欠ける…と思ったところで、ふとカメラバッグはカメラバッグメーカーのものを買うべきと、誰が決めたんだァ!と思い直してアウトドアブランドのカメラザックに視野を広げてみたところ、自分の望むものに最も近いと思えたのが、このミレーの「ターン 25 フォト」。同デザインでカメラ用ではない「ターン 25」というモデルがまずあって、そのバリエーションとしてカメラ用が発売されています。
カラーは普段あまり選ばない色味で、ブルーグリーンっぽい DEEP HORIZON。カメラバッグって黒いのばかりだし、休日に写真撮りに出かけるときくらい元気になれる色がいいと思って選びましたが、今でもまだブラックでも良かったかなと半分思っています(笑。
このバックパックは本格的な登山用というよりはタウンユース~日帰り登山向けのスペックですが、アウトドアブランドらしく、ショルダーストラップやバックパネルはクッション性が高く、機材を詰め込んでも苦になりません。またショルダーストラップにはハンドレストや隠しポケットがついていて、なかなかに機能的。
チェストストラップのバックルには、緊急用ホイッスルが無駄に仕込まれています(笑。
ここのところアウトドアグッズづいている私ですが、AV/IT 機器でなくても、こういう機能性の高いギアに触れるのは楽しいですね。
カメラ用バックパックでも軽さ重視で薄いナイロンを使っているものが少なくないですが、この製品では生地にコーデュラナイロンを採用していて、しっかりとした安心感があります。
気室は二つに分かれていて、メインコンパートメントには取り外し可能なクッションボックスが仕込まれています。
クッションボックスには、背面と底面に細長いベルクロが取り付けられていて、歩行中のガタツキを抑えています。全面ベルクロでないので付け外ししやすいのも便利。
このクッションボックスは比較的大容量で、EF24-70/F4L を装着した EOS 5D Mark III に加えてレンズ 2 本程度を収納可能。ただし 70-200mm クラスの長玉は収まりきらないので、そういう場合は上蓋を開けっ放し(上蓋を 90° 開けるとちょうど上部気室の高さと同じになる)にして使うことになります。
下部気室もカメラ用。これまたベルクロで調節可能なセパレータが入っていて、機材を仕分けて収めることができます。
下部気室の容量は、パンケーキレンズをつけた 5D Mark III+標準ズームレンズ+小さめの単焦点レンズが収まる程度。レンズの本数を欲張らなければ 5D3+24-70/F4L+16-35/F4L のセットも収納できます。望遠レンズを使わない撮影用途であれば機材は下部気室にまとめて、上部気室はまるまるカメラ以外の荷物を詰めるのに使えます。ミラーレスならボディ+小三元セットまで収まってしまうんじゃないでしょうか。
リュックタイプのカメラバッグの欠点として、縦に長いために機材が収めにくい/取り出しにくいということがありますが、この構造ならば機材の出し入れもしやすく、非常に使い勝手が良いと言えます。
なお、下部気室のクッションボックスも取り外し可能。カメラ用ではない「ターン 25」相当のバックパックとしても使えてしまうわけです。
さらには上部気室と下部気室を分けている隔壁もファスナーで開くことができ、25L の容量を持つバックパックとして、大きめの荷物を収めることもできます。この使い勝手の良さは他のカメラバックパックにはなかなか見当たらず、購入の決め手になりました。
背面のジップポケットには 8inch タブレットまでが入ります。カメラ用途としては他にもメモリカード、予備バッテリ、クリーニングクロス等々いろいろ入れるものがあるので、もう少しポケットが欲しいくらい。まあメインコンパートメントが広いので、そこを上手く活用することでしょうか。
カメラバッグメーカー製のバックパックに比べると弱いのは、三脚/一脚用のアタッチメントがついていないこと。まあ一脚程度ならばサイドポケットとコンプレッションストラップでなんとかつけられますが、もうちょっと短くできる一脚が欲しいところですね…。
底面にはレインカバーが仕込まれています。展開するとブルーグリーンから一気に鮮やかオレンジにイメージチェンジ。
濡れると困る機材をたくさん詰め込むので、こういう機能は重宝しますね。
カメラバッグ選びは難しくて毎度苦労しますが、私の求めていた要件をほぼ満たすバックパックにようやく出会うことができました(まあ、それでも使っていくうちに不満点も出てくるでしょうが)。
これなら重い機材も今までよりはラクに持ち運べると思うので、改めてアクティブにいろいろ撮りにでかけるぞー。
コメント
[…] Bさんの素晴らしいレビューがあるので、レビューは省略(ぉ […]