しばらく入手困難だったキットが一部で潤沢に供給され始めたのでゲットしました。
Figure-rise Standard スレッタ・マーキュリー
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の主人公、スレッタ・マーキュリーです。Figure-rise Standard シリーズということでフィギュアではなくプラモデル。当初あまり興味がなかったのですが、放送を見るうちにだんだん欲しくなってきてしまいました。
初回出荷は瞬殺、再販があってもあっという間に消滅してしまう人気ぶりだったのですが(転売ヤーに狩られている分も相当あるのでしょう)、先週末に LABI 池袋に規格外クラスの大量入荷があってようやく入手できました。転売ヤーとの戦いは数だよ、兄貴。
メカではなく人型のアクションフィギュアということで構造的にはマックスファクトリーの figma とよく似ています。
可動させるからには関節部分にパーツ分割線が出てしまうのはやむを得ないことですが、それでもあまり目立たずフィギュアとして自然な見栄えに仕上がっています。
ランナー状態だとこんな感じでした。普段はメカ系のプラモばかり作っているので有機的な形状のパーツがランナーに収まっている光景には強い違和感があります。それも有機的な形状に組み立てのための幾何学形状が組み合わさっているのがまた面白い。
ちなみに同じ Figure-rise でも Figure-rise LABO シリーズでは肌の血色を表現するのに「肌色のパーツと赤色のパーツをレイヤードインジェクションすることで質感を出す」という変態技術が使われていましたが、Figure-rise Standard ではそこまではやっていません。
三種類ある顔パーツのうち、標準的なすまし顔だけは出荷時点で表情がタンポ印刷されています。「表情が描かれた顔パーツがランナーに収まっている」のは怖くもありエモくもあり。
残りの二種類の顔パーツは水転写デカールで表情を貼る必要があります。この表情デカールは全部で 17 組(同じ表情が 2 枚入っているものもあるため種類としては 10 種)。無地の顔パーツは二つしかついてこないためどれを使うか選択する必要があるのですが、いっそのこと顔パーツだけで 10 個くらいつけておいてほしかったところ。
キットには金色のエングレービングシールもついていて、これを使ってアスティカシア高等専門学園のホルダー制服にある金飾りを表現できるようになっています。
貼ってみた状態がこちら↑。確かにこの質感は塗装じゃ出せないわ。
ただしエングレービングシールは部分的に光沢のある質感(ジェルっぽい感じ)になってしまうので、制服の質感と馴染ませたければ光沢が多少落ちることを覚悟でトップコートしてやるのが良さそうです。
ちなみにキットのゴールドの成型色がイマイチだったので、ネクタイや肩のエポーレット、それと袖口の縁取りはマッキーペイントマーカーの金色で手塗りしました。
あとブーツも黒一色で成型されているため、靴底と内革のグレーをガンダムマーカーで手塗り。面積が狭いからマーカー塗りで十分です。
このキットのハイライトの一つが毛髪の表現。複数のパーツを重ね合わせることで出来上がるわけですが、あのモシャモシャしたスレッタの髪型をよく立体化したと感心します。
ただ髪型の造形にこだわるあまり先端がめちゃくちゃシャープで手に刺さる(汗。ガンプラでもここまでシャープなパーツは見かけません。
オマケ的にオレンジハロが付属。ハロを保持する平手もついてきます。
でも劇中でスレッタがハロと絡むシーンなんてあったっけ???
スレッタといえばこの挙動不審ポーズなわけです。これを立体物で再現できるのは楽しいけど、欲を言えばもっと腕の可動範囲が欲しかったのとそれ用の表情パーツが欲しい。
顔パーツも含めたプレイバリューという点では 4 月に発売予定の S.H.フィギュアーツを待つ必要がありますね。
…ところで、このキットを買ったのはこれ↓がやりたかったからでした。
「ガーンーダム、ガーンーダム、希望ーのひーかり~」
Twitter トレンドにもなった「株式会社ガンダム」の PV の再現です。
ほぼ同サイズの HG エアリアルと FrS スレッタを使ってこういう遊び方ができるんだ!ということを教えてくれた映像でした(笑。あの映像で FrS スレッタが欲しくなった人は少なくないのではないでしょうか。
乗って!安心!動いて!安全!
飛べる!踊れる!エアリアルー!
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