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学芸大 好香味坊の羊肉小串

あの「味坊集団」の店舗が学芸大にもオープンしていたとのことで、東横線に乗っていそいそと。

好香味坊(はおしゃんあじぼう)

好香味坊

味坊集団といえば神田~御徒町界隈に複数店舗を擁する中華料理店。御徒町の「羊香味坊」は孤独のグルメにも登場しました。日本人の味覚に迎合しない「ガチ中華」ブームを代表する系列の一つですが、山手線の東側のイメージが強かったので西側に進出しているとは思いませんでした。この好香味坊は一年ほど前にオープンしたばかりのようですね。

実際に行ってみると、学芸大駅の高架下にある小さなお店でした。

好香味坊

想像していたよりもずっと狭い店内。二人掛けのテーブルがいくつかある程度で、十人あまりで満席になりそう。このこぢんまりした雰囲気には屋台っぽさを感じます。ちょっと入って飲み食いするのもいいけどテイクアウトも歓迎という感じ。

同様に厨房も狭くて、その場で調理するというよりは麺・飯類以外はあらかじめ仕込み済みのものを出してくれるようです。

好香味坊

メニュー。小さい店舗のわりに品数は多くて、一品料理から麺・飯まで幅広く揃っています。しかもどれも安いのが嬉しい。

好香味坊

この小さなボードに書かれたおつまみ一品たちがまたいじらしい!
ちょっとした小皿料理と見せかけてよだれ鳥とか牛肉の醤油煮込みといったガッツリ系まである。これは何を食べるべきか迷ってしまうところ。

好香味坊

こんなにつまみが充実しているとあっては昼からでも飲まずにはいられません。
本当は飲まないつもりで来たんだけど、そういう罪悪感を抱きつつ飲む生ビールは余計にうまい。

好香味坊

そうなると食べたくなるのは自家製腸詰め。
もはやうまみの祭典、と称したくなる濃厚味。中華の腸詰めとか干し肉ってなんでこんなにうまいんだろう。

好香味坊

羊肉小串(ラムの串焼き)。小ぶりながらたくさんの串焼きに、クミンがたっぷりかかってくるのが嬉しい。
これもまたビールの親友。ラムって、どうしてこんなにうまいんだ。

好香味坊

焼腊飯(釜焼きミックス丼)。見た目は煲仔飯(釜飯)っぽいけどあくまで丼です。でも腸詰めと叉焼、鶏肉の甘醤油煮が表面を埋め尽くすほどに乗った豪華丼。
三種類の肉はどれもおいしくて米もビールも進む味。さっき頼んだ単品の腸詰めとダブッてしまったけど、このダブりはむしろ歓迎。

好香味坊

そして汁なし担々麺。けっこうしっかりした辛さだけど、うまみも負けず劣らずしっかり。卵黄を麺に混ぜると辛さがマイルドになっておいしい!これは好きなタイプの汁なし担々。

味坊系列ってことで期待したとおりのおいしさでした。厨房でガッツリ調理してなくてもちゃんとしたガチ中華。
学芸大ってほとんど降りたことない駅だったけど、もし東横線沿線で働いていたら仕事帰りに一人で、あるいは気取らずに飲み食いできる仲間と二人でサクッと飲みに来たいお店でした。

ごちそうさまでした。
きっとまた来ます。

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