Intel、ついに「Core Ultra」正式発表。Ryzenより高速、AIも推進 – PC Watch
Intel が新しいラップトップ PC 向け CPU「Core Ultra」、コードネーム Meteor Lake を正式発表しました。
従来の「Core i」からアーキテクチャの大幅刷新によりブランドネームが「Core Ultra」に変更されました。Core i の名前は 2008 年に登場したから実に 15 年、遂に終了かあ(「Core」表記は残っているとはいえ)。
名称変更のポイントとなった新技術はタイルアーキテクチャ、いわゆるチップレット技術が導入されています。従来は一つの半導体の上に全ての回路を集積する必要があったのが、チップレットではプロセッサーを機能ごと(CPU、GPU、I/O など)のブロックに分割し、それを組み合わせてダイ上で統合することで SoC 設計の自由度を高める技術。ブロックごとに異なるプロセスルールで製造することもでき、歩留まりの向上も期待できます。
Intel の CPU で言えば約二年前に登場した第 12 世代 Core で「高性能コア」と「省電力コア」の二種類を混在させ、従来比で大きく演算性能と省電力性能を向上させましたが、今回の Core Ultra ではさらに GPU や NPU(いわゆるニューラルエンジン)側の性能が向上することで AI 関連の処理性能向上が期待できそうです。
ちなみに Intel CPU の名称が変わると毎度混乱するのがネーミングルールですが、おそらく今回は以下のような感じでしょう。
Core | Ultra 7 | 1 | 65 | H | ||
ブランド | シリーズ | 世代 | グレード | TDP |
今回は Core Ultra 9/7/5 シリーズのみの発表でした。いずれ登場するであろうローエンドモデル(3 シリーズ)は Core Ultra 3 となるのか?それとも単に Core 3 と名乗ることになるのでしょうか。
私は昨年実家用に購入した第 12 世代 Core i3 の VAIO S15 が第 11 世代 Core i7 の VAIO Z に匹敵する性能だったことに衝撃を受け、できれば早いうちに現行の混成マルチコア CPU の PC に買い換えたいと思っていたのでした。2024 年には Windows 12 がリリースされるというし、買うなら Core Ultra が搭載された Windows 12 PC を来夏以降に買うのが正解ですかね。まあ、それ以前に長女の大学進学に合わせて PC とスマホを買い与えなくてはならないので、自分の PC に回す予算が既になさそうなのですが(;´Д`)。
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