「俺はとんかつを食いに来たんだ。よし、ヒレかロースかだ」
今日はいい肉の日、ということで先週放送された『それぞれの孤独のグルメ』第 8 話の聖地巡礼レポの続きをお届けします。
ドラマで扱われたのはディナータイム用のメニューばかりでしたが、私は放送前にランチタイムにもお邪魔していました。ということで、今回はランチメニューの様子をレポートしましょう。
昼営業の開店は 11:30 ですが、休日は放送前でも 10 分前くらいから開店待ちの行列ができはじめます。もともとドラマに関わらず地元の人々に人気のお店だったようですね。
開店待ちに並んでいるところでこんなものを発見。バーベキュー肉の販売!そういうのもあるのか。
この店の肉で焼いたら絶対うまいにちがいない。
実はここ、お店の下(1F?地階?)が肉屋さんで、小売ではないけど加工と卸売をやっているようですね。その一環としてある程度まとまった量であればバーベキュー肉の販売もしてくれるようです。このあたりだと多摩川の河川敷もあるし、府中の森・武蔵野・野川の各公園にもバーベキュー場があるもよう。一度ここの肉でやってみたいですね。
さておき、開店一巡目での入店に成功しました。独りにつき例によってカウンター席。
ランチメニューの値段に目を奪われます。とんかつ定食 1,000 円、ヒレかつ定食 1,200 円…!
都心の方だとちょっといいとんかつを食べようと思ったら最近では普通に 2,000 円はかかることを覚悟しなくてはならないのが、市部かつ精肉卸直営とはいえこの値段で食べれてしまって良いのでしょうか。これなら都心部じゃなくてここまで食べに来たいくらい(ただしお店までの交通費は考えないものとする)。
なおランチタイムはイートインだけでなく弁当をテイクアウトするお客さんも多いようです。昼食にここのとんかつ弁当を自宅で食べられるなんて羨ましい!
そうこうするうちに私が注文したとんかつ定食が運ばれてきました。
期待通りの見た目のとんかつ。うん!これだよ。
わらじとんかつと同様にあの大根おろしがついてくるのも大変うれしい。
ボリューミーな豚ロース。カリカリめに揚げられた薄手の衣と柔らかい肉質のコントラスト。この豚、やっぱり肉自体にうまみを強く感じる。塩だけでも全然イケル。
きたきたきたきた、やっぱりここのとんかつ、最強。このとんかつ定食がたったの 1,000 円で食べられてしまうというのがちょっと信じられない。
ここで和風だ。
豚肉のうまさにさっぱりおろし、それにあの甘旨口の醤油が絶妙にうまい!すっかりこの店のおろしとんかつのファンになってしまった。
こんなにおいしいとんかつをいただいて 1,000 円ぽっちしか払わないのはむしろ申し訳なく感じる…と思って一品追加してみました。
梅しそチーズ巻き。個人的、お弁当に入ってたら嬉しいおかず上位に常にランクインしてるやつ。
程良くとろけたたっぷりのチーズが主体でありつつ、薄切り豚肉のうまみと紫蘇のさっぱり感が絶妙。白飯にも間違いなく合うけど、ビールやハイボールに合わせてもおいしいに違いない。そういう想像をさせてしまう味付けなのがやっぱりとんかつ「割烹」だけのことはある。
気に入ったから遠さにも関わらず別日にまた来てみました。
この日の日替わりランチはヒレかつ定食。普段のランチメニューにあるヒレかつ定食と何が違うのか聞いてみたら、同じヒレかつ定食を日によって 1,000 円で提供しているとのこと!ただでさえ安すぎると感じているのに、これはさらに嬉しい。
というわけでもちろんヒレかつ定食をいただくわけです。
注文して割とすぐに出てきたので、日替わりに設定している日はヒレかつの仕込みを多めにして安くする代わりに回転率を上げている、ということなのかな。
この店の他のとんかつ類と同様に、やわらかーい食感で、それでいてしっとりと旨味のあるヒレかつ。ロースかつに比べるとヒレかつってあっさりとしてやや物足りなく感じることもあるけど、ここのヒレかつはかなり満足度があります。
そしてもちろん大根おろしと一緒に食べると別物っていうくらいに味が化ける。もはや今後とんかつを食べるときにはここの大根おろしと一緒に食べるのをスタンダードにしたいくらいのおいしさ。
またしてもまだまだ課金したい気分だったので、追加メニューにメンチカツ。
粗挽きで肉汁じゅわーっ系のメンチカツ、食べ応えが高い。ヒレかつと交互に食べると柔と剛の組み合わせという感覚でスキがない。
本当にどれもおいしかった。
一度「割烹」の部分を知ってしまうとランチに定食だけ食べて帰るのがもったいなく感じてしまうけど、それでもおいしいとんかつランチでした。やっぱり精肉卸だけあって肉そのものがおいしいのが強い。
ゴローが劇中で食べていた上ロース(限定 5 食)もまだ食べていないし、放送後の混雑が落ち着いた頃にまたはるばる来ようと思います。
ごちそうさまでした。
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