遅ればせながら、iPod touch を店頭で見てきました。アップルストアでは納期 1 週間前後になっているので、売れてはいるもののそんなに深刻な供給不足という感じではなさそう。まあ、そろそろポータブルプレイヤーブームも一段落してしまったので、そんなにバカ売れということもないんでしょうが。
実はちょっとだけ iPhone も触ったことがあるんですが、基本的には iPhone から電話機能を省いただけなので、感覚は変わらないですね。タッチセンサの感度はこの手のデバイスにしてはかなり良いですし、タッチスクリーンを使って OS X を「操る」感覚は非常にエモーショナルだと思います。ただ、ちょっと演出過剰に感じるときがあるのは、もしかしたら画面切り替え処理の遅さをアニメーションで誤魔化していたりするのかな、と思う部分はありますね。
このタッチスクリーン、確かに操作系としては斬新で面白いんですが、音楽プレイヤーとしてみると楽しいのは最初だけじゃないかと思います。本体をポケットに入れたままタッチスクリーンを操作するのはちょっと厳しそう(人によっては慣れるのかもしれませんが)なので、純粋に音楽を聴くだけなら classic や nano の Click Wheel のほうが使いやすいでしょう。それだけ従来の iPod の完成度が高かったということだと思います。
とはいえ、classic や nano のスクリーンサイズで動画や写真が楽しめるとも思えないので、そういう用途(「見る」のが目的なので、操作するときはポケットから出すことが前提)には touch のほうが向いているでしょう。むしろ、touch は積極的にそういう用途で使う人向きのハードウェアだと思います。
ところで、iPod touch を操作する感覚、何かに似ていると思ったら PDA そのものですね。iPod touch にはカレンダー(閲覧のみ)や電卓、アドレス帳、Web ブラウザも入っているし、簡易 PDA としてそこそこ使えそうなポテンシャルを持っているので、特にそう感じるのかもしれません(まあ、ベースが iPhone だから当然なのですが)。iPhone のように PIM 周りの機能がもう少し整備されれば、「音楽やムービー再生もできる PDA」として使ってみるのもアリではないかと思います。アプリがサードパーティに開放される来年 2 月以降が、ちょっと楽しみになりました。
コメント
職場、職場付近では、どこかしらにオープンワイヤレスネットワークが
あるので、すでにiPodタッチが手放せない状況です。
自宅では、トイレに持ち込むと長居してしまうのが欠点です。
ウィジェット、アプリ周りも開発していく予定でーす。
標準アプリで一番楽しいのは画像ビューアでしょうか。
人に写真を見せる際など、重宝してます。
ちょっとしたプレゼンにも使えますね。
他(ミュージックプレーヤ以外)のアプリ捜査時に、メニューボタンを
ダブルクリックすると、簡易プレーヤのインターフェースが現れて
一時停止、曲送り、戻し、音量調整が行えます。
(メニューボタンダブルクリックで起動すると、ロック画面上に
簡易プレーヤが表示されて起動するので、すぐ操作できます)
純粋に音楽聴くだけなら、私はシャッフルで十分なのですが、
「持ち歩きたい色々できるガジェットに、音楽機能が付いている」
のでw、シャッフルは使わなくなってしまいました。
これは素敵なデバイスだと思います。理屈じゃなく。
さておき、iPhoneの日本でのキャリアは
ディズニーですか、そうですか。