最近 Wii と DS の話ばかりしてますが(ぉ)、久々に PS3 の話を。PS3 が DSD ディスクの再生をサポートしたというので、試してみました。
DSD ディスクというのは、SonicStage Mastering Studio で作成可能な、DSD 音源を DVD メディアに記録するフォーマット。SSMS のサブプログラム「DSD Direct」で PCM 音源を DSD に変換するとなぜか音が明らかに良くなるので、これを PC ではなく AV 機器で再生してみたいとは常々思っていました。
ちょうど直近の藤本健氏のコラムでも検証されてます。
PLAYSTATION 3のDSDディスク再生を試す ~ 自作DSDディスクを簡単に再生 ~ (AV Watch:藤本健のDigital Audio Laboratory)
ただ、私が持っているアンプは HDMI 登場以前の時代のものなので、アナログか S/PDIF(光)で通すしかありません。S/PDIF は DSD を通せないので、PS3 上で 48kHz(または 44.1kHz)の PCM に変換するしかない状況。まあ、PS3 は今のところ HDMI でも DSD を通せないので、192kHz の PCM として通しているらしいですが、DSD で通したところで通常はアンプ内部でいったん PCM 化されてしまうので、それなら PS3 上で高精度に PCM 変換したほうが音は良いはず。
さておき、手持ちの環境が貧相ながら(まあ、HDMI 搭載のアンプなんてまだ全然普及してないけど)一通り聴いてみましたが、個人的には
DSD ディスク光 > DSD ディスクアナログ > CD-DA 光 > CD-DA アナログ
という感想。私の耳が良くないだけかもしれませんが、DSD ディスクのほうが微妙に「DSD らしい」立体感というか、奥行き感があるような感じはするけど、あくまで「微妙に」という範囲かと。AV マルチ端子から映像と一緒に出力されるアナログ音声の品質はさほど期待できないし、光にしても 48kHz までダウンコンされてしまうと・・・(逆に CD-DA は 48kHz にアップコンしながら再生できるし)。HDMI が使えないとそんなに恩恵は受けられないのかな、という感じ。これなら VAIO で(本体内蔵スピーカのクオリティでも)DSD 直再生と CD-DA で比較したほうが明らかに分かると思います。
うーん、今年はテレビの買い換えはもう決めているけど、合わせてアンプも買い換えたくなってきた(´д`)。
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