ホンダ バリチェロがRA108をシェイクダウン (GPUpdate.net)
ヴァレンシアテストで RA108 がお披露目。カラーリングまで含めた正式発表は来週の予定ですが、シャシーとしてはこのクルマで 2008 年を戦うことになります。あちこちマクラーレンやフェラーリのコンセプトに倣った形状のパーツが見えており、確かに RA107 とは全く違う方向性のクルマにはなっているようですが、トレンドのブリッジウィングを想定していない角張ったハイノーズあたりに象徴されるようにパッと見のイメージはデビュー時の SA05?という感じで、正直あまり新しい印象は受けないのが心配なところ。
ここまでに BMW F1.08、レッドブル RB4、ルノー R28、ウィリアムズ FW30 が登場済みで、年明け早々に発表会を行ったフェラーリ、マクラーレン、トヨタと併せて 8 チームがニューマシンのシェイクダウンを終えています。方向性としては、昨年十分に速かったトップ 2 チームに加え、マシンパフォーマンスの改善よりは信頼性とチーム運営の工場が急務なレッドブルはキープコンセプトの順当進化、ジャンプアップしたい or 昨年のマシンが失敗作だった残りのチームはどちらかというとコンセプト見直し(中でも去年から速かった BMW は比較的コンサバですが)という感じですかね。
トロロッソとフォースインディアは序盤戦を昨年型マシンの改良版で臨むことを公表しているため新車発表はないようですが、残るは SAF1 が開幕戦をどのマシンで戦うかだけが明らかになっていない状況(冬季テストの状況を見る限り SA07 改のセンはなさそうなので、カスタマーカー問題の動向次第で RA107 改になるか RA108 になるか、でしょうが)。年明け以降合同テストにも出てきていないようだし、ちょっと心配な状況ではありますね。
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