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α350/α200

ソニー、「クイックAFライブビュー」搭載デジタル一眼レフ「α350」 (デジカメ Watch)
ソニー、エントリー向けデジタル一眼レフ「α200」を国内発売 (デジカメ Watch)
ソニー、α用レンズ「Car lZeiss 24-70mm F2.8」と「70-300mm F4.5-5.6 G」 (デジカメ Watch)
ソニー、ガイドナンバー42のストロボ「HVL-F42AM」 (デジカメ Watch)
【PMA08】ソニー、フルサイズセンサー搭載の「α」を年内に投入 (デジカメ Watch)

PMA 08 に合わせてαの新製品群が発表に。α200 は海外では CES のときに出ていましたが、これの国内発表とα350 が追加になっています。海外向けにはα300 という間を埋める機種も出ていますが、さすがに日本の市場規模でここまで細かくはラインアップを刻んできませんでした。
とはいえ、ニコンは D80/D60/D40、キヤノンも暫定的ながら Kiss X2/KDX という形でエントリークラスを細かく刻むラインアップになっているので(キヤノンは今後の展開次第では KDX を置き換える低価格モデルを追加したり、中級機の層を厚くすることで 40D の位置づけをエントリーに下げてくる可能性もあり)、αも 2 ラインアップ化することによって、新規需要を拡大しようというこのクラスでの戦いはさらに激しさを増しそうです。

α200 はα100 を引き継ぎつつα700 風のデザインと操作性、AF 速度やシャッター音の改善を図ったブラッシュアップモデル。DRO の性能向上やノイズ低減など、ほぼリニューアルと言って良い内容になっています。実際の質感や反応性がどの程度かはまだ分かりませんが、このくらいのものがα100 のときから出ていれば、もっと早くαマウントに手を出していたのにと思うと、残念な限りです。
α350 はα200+14.3M CCD+ライブビュー撮影+バリアングル液晶といった仕様の上位機種。ライブビューは専用センサを搭載するオリンパス式で、撮影時にミラーダウン→ミラーアップの動作がないためレスポンスが良いというメリットがあります。ただ、α350 の方式はペンタミラーの 1 枚を傾けて光学ファインダではなくライブビュー用センサに導光する方式とのことなので、ペンタプリズムな上位機種ではライブビューを導入するにしても同じ方式は採用できないのではないか、というところが気になります。

価格はかなりがんばっていて、α200 が 6 万円前後、α350 が 9 万円前後(いずれもボディのみ)ということで、これだけのスペックの DSLR が手に入るなんてつくづく良い時代になったものです。ほんの半年前に買ったばかりの私の KDX が、すっかり時代遅れ感が・・・。

個人的にはα100 の後継に、デジタルらしくフォーサーズ並みに小型軽量だったり、いっそのこと光学ファインダを省いてライブビュー専用にしたり、という思い切った機種を一つくらい出してみてほしかったんですが、とりあえず年末のα900(?)でフルラインアップが揃うまでは着実に、という姿勢みたいですね。


で、そのα900(?)ですが、昨年の PMA で出展されていたものよりも開発が進んだ状態のものが展示されているようです。24.8M のフルサイズ CMOS センサ(しかもアンチダスト付き!)を搭載し、年内の発売を目指すとのこと。想像される価格帯のこともあって個人的には手が出そうもない(以前から噂されている廉価版フルサイズ機がキヤノンから出れば食指が伸びるかも)ですが、このフラッグシップ機はむしろシステムとしての世界観を見せるという意味で必要なんだと思います。

それに伴ってやっぱり気になるのが、いずれもフルサイズを強く意識しているであろう新レンズ群。既にα900(?)の標準レンズ内定といえる Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM が良い。重さも価格も半端じゃないですが、ツァイス銘で F2.8 通しのズームレンズなら決して高すぎないのでは?と金銭感覚を麻痺させてくれそうなレンズです。もう鏡筒の作りからして DT 16-80mm の Vario-Sonnar とは全然違いますから、APS-C ユーザーとしては羨ましい限り。さすがにα700 で使うにはワイド側が物足りない焦点距離だし、重いからなあ・・・。
もうひとつは 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。α700 の発表時に予告だけされていたレンズですが、定価 11 万円(実売だと 10 万を切る?)は高いんだか安いんだか。G レンズとしてはかなり安いほうだとは思いますが、これでせめて F4 通しだったらなあ・・・。α700 に Vario-Sonnar と組み合わせるレンズとして密かに狙っていたんですが、実物の写り次第ではシグマの APO 70-300mm のαマウント版にするかも。ちょうどこの G レンズ発売の 1 週間後に、友人の結婚式で仙台に行く予定があるので、望遠ズームを持って行きたいんですよね(EOS はどうした。

この 2 本に加えて参考出展されたのが、同じくフルサイズ向けと思われる新レンズ 6 本。α-system Spirit Wiki によると、こんな感じっぽい。

  • 大口径広角単焦点 ・・・ 24mm F1.4
  • 広角単焦点 ・・・ 35mm F1.8
  • 大口径広角ズーム ・・・ 16-35mm F2.8
  • 望遠単焦点 ・・・ 400mm F4.5 G
  • 超望遠単焦点 ・・・ 600mm F4 G
  • 超望遠ズーム ・・・ 80-400mm F4.5-6.3 or F4-5.6

なかなか良いラインアップじゃないですかー。24mm や 35mm あたりは Distagon として出てきたりするんですかね。35mm は F1.4 G が出ているのでどう棲み分けるのか心配ですが、個人的に F1.4 G はちょっと大きく重いと思っていたので、明るさと軽さのバランスが良いところにまとめて出してほしい気がします。これが出たらα700 の標準単焦点として使ってみたいですね。
今手持ちのαレンズは Vario-Sonnar 16-80mm(と、あまり使い物にならないけどα-7000 についていた 35-70mm F4)だけなので、そろそろもう一本くらいレンズが欲しい気がしてきています。EF マウントほど網羅する必要はないので、 300mm 程度までの望遠ズームと P85、D35 あたりがあれば十分かなと思っていますが、これらを揃えるだけでもちょっとした出費になるからな(;´Д`)ヾ。

コメント

  1. de より:

    どうもどうもお久しぶりです。

    カメラとは最近縁遠くなっているもので、こんなビックニュースを
    すっかり見落としてしまってました。フラグシップよりも普及機を
    先に出してくるあたりがソニーらしいですね。

    基本的なスペックとかライブビューに代表される新しいギミック的な
    ものは日々新技術が投入されていくわけですけれども、例えばファインダーの
    見え方であるとかミラーショックであるとかボディの緻密さであるとか、
    データに現れていないところがいかに撮影に影響するか、または今までの
    ユーザーが大切にしてきたかという点については、残念ながらソニーさんは
    理解が足りないなと、製品を通じてユーザーに発信できるレベルには
    達していないなと私は思っています。αシリーズではカメラの出来としては
    及第点を越えたなと私が感じた製品がまだ出ていない、もっと言えば
    ツァイスにとっては役不足だと思っているので、このクラスを
    どう仕上げてくるかは大変興味があります。現行AFツァイス唯一の母艦ですからね。
    大切に仕上げて欲しいものです。店頭に並ぶのが待ち遠しいですね。

  2. 新の字 より:

    カメラと言えば、田中屋でそばを食べた帰り、久しぶりに
    ソニービルのショールームをひととおり流してみたのです。

    一番心に残ったのは、顔と笑顔認識のカメラデモでした。

    フレームインすると、常に顔がロックオンされ、変な顔しても
    シャッターは落ちず、笑うとシャッター

    あの技術には驚愕しました。
    あとものすごい敗北感。

    F14のフェニックスミサイルで撃墜された東側パイロットの
    気分って、こんな感じかなーと思いました。

  3. 新の字 より:

    母音が「い」で終わるメーカーで良かったですね、しかし。
    あのCMのために社名変更しないで済みましたね。

    スナップのときに発音する語句は、世界各国色々あれど、
    わたしはウルグアイの「ウィスキー」が一番好きです。

    私は私のオリジナル「スコッチ」でいこうかと思います。
    ちなみに今日はボウモア飲んでます。

    ピート香も、飲んでるうちに癖になりますねー。
    そのうちラフロイグあたりも常備するようになるかもー。

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