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F1 イギリス GP 2009

イギリスGP決勝:ヴェッテル、ウェーバー1-2でレッドブル完全勝利 (GPUpdate.net)

ウィリアムズのばかあああああ!!!

慣れ親しんだシルバーストンで最高の予選(Q1 ではトップタイム!)を演じ、5 番グリッドを獲得した中嶋一貴。このサーキットで次元の違う走りをしているレッドブルの 2 台はさておき、うまくすれば表彰台争いにも絡めるか・・・という大チャンスで、あの戦略はナンナノサε=(~Д~;)。
気温やコース状況から考えればどう見てもタイヤ戦略はソフト→ソフト→ハードだろうに、なんで逆張りするかなあ。特に軽タンスタートで短めになる一貴のファーストスティントはソフト一択のはず。ウィリアムズはときどきこういう意味の分からない戦略を採るときがあるんですが、今回もその才能がいかんなく発揮されました・・・。
結果、一貴はセカンドスティントの序盤にタイヤが温まらず他車に先行され、その後もトラフィックに捕まったりペースが上がらなかったりでズルズルズルズル 11 位までダウン。チョイ重でスタートした僚友ロズベルグが 7 位→5 位にポジションを上げたのとは対照的で、あまりにも残念。特に最近のウィリアムズはマシンもドライバーも良い状態なのに、戦略やピットのミスで台無しにしてることが多い気がします・・・。


ということで一貴のセカンドスティント序盤で半分観る気がなくなってしまったのですが(´д`)、レースはヴェッテルがパーフェクトレースで今季 2 勝目。ウィリアムズ同様にハードタイヤ選択で失敗したバリチェロを交わしたウェバーが 2 位につけ、レッドブルが 1-2 フィニッシュを飾りました。今回はフロントウィング周りに大幅な空力アップデートを入れた RB5 ですが、それが見事にハマりましたね。ノーズ先端が太く平たくなって雄牛というよりカエルみたいな風貌になったのはご愛敬ですが(笑)、少なくとも低温のサーキットでは BGP001 を完全に凌駕したといっても過言ではなさそうです。

ブラウン GP は涼しいシルバーストンの気候に「タイヤに優しい」マシン特性が合わず、3-6 位がやっと。バトンは今季初めて表彰台から転落(3 位以下自体が初)し、ドライバーズチャンピオンシップはバトン 64pt-バリチェロ 41pt-ヴェッテル 39pt-ウェバー 35.5pt と若干差が詰まりました。今後は夏場とはいえ次戦ニュル、8 月末~9 月のスパ~モンツァ、夜間レースとなるシンガポールあたりは涼しそうだし、レッドブルもあと 2~3 勝はしそうな雰囲気です。
それにしてもタイヤに優しい=涼しいサーキットに弱い BGP001、タイヤの温まりが良い=タイヤに厳しい RB5、って去年までのフェラーリ対マクラーレンそのまんま。ロス・ブラウンがフェラーリの元 TD、エイドリアン・ニューウェイはマクラーレンの元チーフデザイナーという事実は、決して偶然ではないでしょう。もっと遡ればベネトン(ブラウン)とウィリアムズ(ニューウェイ)で激しいチャンピオンシップ争いを繰り広げていた時代もあり、そう考えると 1990~2000 年代の F1 はこの二人の時代、と言えるのかもしれません。

そういえば、CS 決勝の実況が塩原恒夫アナでしたが、珍しいですね!?地上波にしか出ないイメージがあったんですが・・・。でも、やっぱりスタート時のポエムといい、落ち着いた実況といい、いつもの的っぱずれな若手アナと違って中継が締まりますねー。最近の見るに堪えない地上波はもう放っておいて、今後も CS をメインでやってくれないかな。

次はちょっと空いて、3 週間後のドイツ GP。コース特性的には地元ヴェッテル有利な雰囲気ですが、バトンの逆襲はあるのか?チャンピオンシップ的には、もう少しレッドブルにがんばってもらったほうが面白くなるのですが(笑。特にここ数年スキャンダルや政治劇にまみれた F1 において、ヴェッテルのような若くて純粋なドライバーが勝ってくれることがサーキットにおける清涼剤では?とも思っていたりするので、私のブラウン GP 贔屓は置いておいても、ヴェッテルは応援したくなりますねー。あ、でもウェバーもイマイチ脚光を浴びないけど良いドライバーなので、早く一勝を挙げさせてあげたいドライバーではあります。

コメント

  1. ‘み’ より:

    こんちは~
    個人的には超軽量でポール狙いの変則2ストップがオススメでした。というかそういう走りが見たかったかも。序盤クリーンな状態で頑張って走れば・・・ニコが重めでしたから、逆の戦略もありかなぁと・・・後の祭りですけどね~

  2. B より:

    そうそう、得意なコースだし、クリーンな状態で走らせてあげたかったですよね。おっしゃるとおりソフトタイヤで短めファースト→引き続きソフトで長めセカンド→ハードタイヤで短めサードスティントみたいな。
    意外と早く「親父超え」が見られるのか!?と期待しただけに、残念でなりません。

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