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最近欲しいデンワキ

最近これが妙に気になっています。

シャープ / インテリアホン JD-7C1CL-W

シャープの固定電話。

固定電話が過去の遺物となりかけているのはもう言うまでもないことだと思います。ウチも固定電話回線自体が既に B フレッツの回線を利用するためだけに維持しているようなものになり下がっていて、いわゆるイエデンで通話することすら滅多になくなっています。今使っている FAX 機能付き電話機も、2~3 年前に子機のバッテリーが逝ったのに放置していて、固定電話で話すときはコード付きの親機で話している(それでもさほど不都合を感じていない)ような状態。FAX 自体も滅多に使わないし、邪魔なだけだからむしろ撤去して数年前に IP 電話用に買った BeoCom 1401 でもオブジェ代わりに置いとけば良くね?と思っていたりしました。

そこにこれですよ。

FAX 機能はあるけど、受信した FAX は基本的に本体ディスプレイに表示するだけ。印刷は必要に応じてメモリーカード経由でプリンタで出力、FAX 送信も PC で作成した JPEG データをメモリーカード経由で取り込んで送信。一般的な FAX 電話機よりも設置スペースを取らなくて、普段はデジタルフォトフレームとして利用できて、電話機能はコードレス子機のみ。
FAX って紙出力する必要性はそんなにないよね、というかむしろ FAX の親機自体使わなくなりつつあるけど、FAX は一応持っておきたい。そこでフォトフレームと融合しつつ、FAX としての用途を割り切ることで今までの FAX のあり方から飛躍した、コロンブスの卵的発想だと思います。が、久々にこういうコモディティカテゴリで「無意識の意識」を形にする製品を目にしたなーという思いで、強烈に惹かれています。

デジタルフォトフレームは昨今認知度も高まってきていて、市場が盛り上がっているので、割といろんなものにフォトフレーム機能をつけてしまう商品企画が通りやすい環境だとは思いますが、このインテリアホンはフォトフレーム機能がつく必然性と、そうすることでインテリアにもたらすメリットと、本来のその製品の機能のニーズの下降度合いのバランスが絶妙。せっかく回線につながっているわけだから、個人的にはさらにフォトフレーム機能にネットワークを絡めた機能をつけたくなってしまうのは、IT 屋の悲しい性ですかね・・・。

年明けに出ると噂されているタブレット Mac も、画面サイズが噂通りならばもしかしたら使わないときはフォトフレームとして飾っておけたりする?と思っていたりしますが、これくらい発想と機能バランスの秀逸なデジタルフォトフレーム複合機はなかなか思いつきません。惜しむらくは電話機の買い換え自体がかなりプライオリティ低いので、すぐにでも買いたい気になかなかなれないところですが、でもちょっと欲しいなあ。

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