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ガリレオの苦悩

久々に活字の本を読みました。

東野 圭吾 / ガリレオの苦悩

ちょうど私が『容疑者 X の献身』を読んでいた頃に出版された探偵ガリレオシリーズの最新作ですが、今年の春頃に図書館に行ったついでに借りてみようと思ったら、確か 600~700 人待ちという状態(;´Д`)ヾ。とはいえおそらく区内の図書館で何冊かを回しているはずなので、700 人に順番に回るのを待つというわけではないだろうと思ってそのまま予約。そしたら半年以上経って完全に忘れていた今頃になって、図書館から入荷連絡が・・・(´д`)。
小説はハードカバーで買うと置き場所に困るので、基本的には文庫しか買わないんですが、こんなに待つなら(というか忘れていた)買ってしまえば良かったかなあ。

小説の内容はガリレオシリーズらしい、知的好奇心をくすぐる謎解きが散りばめられていますが、当初の「オカルト事件を科学的に解決する」というストーリーから徐々に「科学的事件を科学的に解決する」という組み立て方に変わってきていますね。これはこれで好きですが。
あと、『ガリレオの苦悩』というタイトルのとおり、前作『容疑者 X の献身』でかつての親友の罪を暴いてからのガリレオ=湯川の苦悩や、それに呼応してか従来よりも湯川自身にゆかりある人物にまつわる事件が増えていることなど、ずいぶん作風が変わってきていますが、やっぱり私は『容疑者 X』以降のこのタッチのほうが好み。あと、ガリレオの相棒役がテレビ版のヒロインである内海薫(柴咲コウ)にバトンタッチしているのも興味深いですね。私はテレビ版観てませんが・・・。

ちなみに本作と同時に貸出予約した長編『聖女の救済』のほうは、未だに図書館から入荷連絡がありません(´д`)。いつになることやら・・・。

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