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MacBook Air 11.6″

【PC Watch】 アップル、11型液晶/1.06kgで88,800円の「MacBook Air」 ~13型モデルは118,800円から
Apple / MacBook Air 11.6inch MC505J/A

MacBook Air の新製品が発表されています。もうほぼほぼ事前の噂どおり。かなり大規模で EMS に生産委託している以上、リークは止めようもないのでしょうか。

これについてはいろいろ思うところがあった・・・のですが、言いたかったことはあこすたむさんがだいたい書いてくれてしまったので、そのあたりは省略(ぉ。

MacBook Airに見るAppleの”演出力”と日本の”肥大化癖”:It’s a …

先日読んだ西田さんの新書の感想でも書きましたが、やはり「少品種大量生産」と「最新のテクノロジーは少ないけど、組み合わせの巧さと価格設定(というか価格の見せ方)でイノベーティブな印象を与えること」で、非常に絶妙なバランスの製品に仕上がっていると思います。逆に言えば、技術的にはそれほど見るところはなかったりもしますが、「欲しい」と思わせるに十分だなと。
私は 13.3inch の初代 MBA にはそんなに惹かれなかったんですが、今まで買ってきたノート PC はかつての仕事用だった ThinkPad T40p を除き全て 12inch 未満というモバイル偏執狂なので、11.6 というサイズはけっこうスイートスポット(笑)。とりあえず Web ストアでカスタマイズして価格まで見たところで、「自宅にも会社にもこのクラスのモバイルノートが死ぬほどあって、さらに iPad まであるのに、コイツの入り込む隙なんてないじゃないか」と思い直しました(´д`)。でも型番が「MC505J/A」だったり、微妙に私のツボを突いてきてることも事実(ぉ。


今日、某所で少しだけ実物を触ってきましたが、確かによくできてますね。カテゴリ的には CULV ノートと競合することになると思いますが、同じ値段なら台湾メーカー(ASUS・Acer など)の CULV ノートよりも MBA のほうが所有欲を満たしてくれるのは確かだと思います。ただ、アルミユニボディは軽量化には向いていないので、約 1.06kg という質量以上にズシッとした重さを感じました。普段持ち歩いているのが約 765g の VAIO X なので、余計にそう感じるのかもしれませんが。

しかし今年のモバイルノートの面白いところは、今までならばどのメーカーも横並びで最新の ULV プロセッサを使った製品をリリースしていたところが、Let’snote J9 のように SV(通常電圧版)の CPU を採用してきたり、この MBA のように一世代前の Penryn コアの Core 2 Duo を使ったり、消費電力/発熱/パフォーマンス/コストのバランスをよく考えてそれぞれの製品に相応しいものを採用している、というところ。現行の Arrandale コアは消費電力が大きく、おそらく MBA のパッケージには収まらないのでしょう(かつ現行コアなのでコスト的に合わない可能性もあります)。逆に Let’s J9 は半端な ULV CPU を使わずに力業で SV を入れてきました。が、どちらも消費電力が下がる(と言われている)来年の Sandy Bridge 世代の CPU が搭載されれば、モバイル PC として性能と消費電力のバランスが良くなり、製品の完成度としては一段上がるはず。個人的には、MBA は来年の Sandy Bridge 版のほうが魅力的だろうな、と予想しています(現時点で、捕らぬ狸の・・・であることは事実ですが)。
また、時期 Mac OS X “Lion” で標準対応する App Store は PC のビジネスモデルを変えてしまう可能性もあり、Lion 世代の Mac は勉強がてら 1 台買ってみようかと思っているので、来年のモデルを狙ってみるかもしれません。

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