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Xperia PLAY

来た。

Sony Ericsson / Xperia PLAY (White)

こないだ Xperia arc を使い始めたところでもう一台とか、いくらなんでも Android に傾倒しすぎな私ですが、Xperia PLAY はその中でもかなり気になっていた機種。とはいえさすがに買う予定はなかったんですが、ちょっとワケありの個体を新の字さんから譲っていただきました。

海外での発売から 2 ヶ月あまりが経過して、何故か私の知人関係では Xperia arc よりも PLAY ユーザーのほうが多いくらいでもう珍しくもないというか、むしろ国内発売されていないのが不思議なほどの状況だったりします(笑。ということで、基本的な情報はここなんかよりも遥かに詳しい某ソニエリ海外端末情報サイトへ(ぉ。

SonyEricsson Xperia PLAY Review 開梱篇:It’s a …
SonyEricsson Xperia PLAY Review 初期設定・日本語化篇:It’s a …
SonyEricsson Xperia PLAY Review WiFiテザリング篇:It’s a …

本体をスライドさせると出てくるゲームパッド。W-ZERO3 シリーズといい、mylo といい、PSP go といい、横スライド式のモバイル機器はこれまで残念な製品が多く、個人的にはちょっと鬼門でしたが、それを覆す初めての製品となるかどうか。

なお、Xperia PLAY は「PSP ケータイ」と表現されることが多いようですが、これには大きな誤解を含むので注意。「PSP の機能が入ったスマートフォン」ではなく、あくまで「Android 上で PS のゲームタイトルをプレイできるプラットフォーム『PlayStation Suite』がプリインストールされ、スライド式ゲームパッドがついた Xperia」にすぎません。PlayStation Store から PSP 向けのゲームタイトルをダウンロードして遊べるわけではなく、なおかつ国内での PS Suite のサービスも始まっていないので、基本的にはプリインストールのゲームくらいしか遊べません。ここを勘違いして個人輸入してしまうケースが少なくないようですが・・・。

ゲームパッドは PSP 準拠。ただ、本家 PSP よりはボタンのストロークが浅いので、好みが分かれるところかもしれません。
アナログスティック代わりのタッチパッドについては、まだ対応ゲームをプレイしてみていないので何とも。


PSP との比較。画面サイズがほぼ同等(PSP:4.3inch、PLAY:4inch)なので、ほぼ PSP と同じ感覚でプレイできそうです。あとは重心やゲームパッド側の厚みの問題で PSP のほうが安定感をもってプレイできますが、まあ慣れや好みの範疇でしょう。

むしろ差が大きいのは画面の解像度ではないでしょうか。PSP の 480×272 という解像度は今となっては粗く感じ、最新のゲームタイトルでもクオリティ的に物足りなく感じることがままあります。これに対して Xperia PLAY は 854×480 なので、非常に密度感の高い映像が楽しめます。
PS Suite で提供されるゲームタイトルは初代 PS 相当のゲームということですが、プリインストールされていたクラッシュバンディクーをやってみたところ、この解像度の画面で初代 PS のゲームをやるのは正直物足りません。例えば PS3 で展開される PSP Remaster のように、旧作をハイポリゴン化して遊べるオプションが欲しいところです。

背面。スライド式なのでさすがにけっこう厚みがあります(それでも 16mm しかありませんが)。片手で持った感じだと、一回り小さい初代 W-ZERO3 という感じでしょうか?あそこまで分厚くはないですが、Xperia arc の薄さに慣れてしまうと、ゴロンとした印象を受けます。

Xperia arc と並べてみたところ。PLAY のゲームパッド側の厚みだけで、arc の最厚部とほぼ同等。ズボンのポケットに入れておくのは、特にこれからの季節は軽く躊躇われるものがあります。

厚みがある分、Xperia X10、Xperia arc と比べてフットプリントは最も小さいです。arc なんかは薄さを出すためにかなり背が高くなっていますが、このへんはコンセプトの違いでしょうか。

ちなみに PLAY と arc の比較でいうと、OS はどちらも Android 2.3(Gingerbread)、CPU は Qualcomm Snapdragon MSM8255 ということで、ベースは同じ。PLAY のほうは PS Suite 向けにチューニングが入っている可能性もありますが、ハードウェア的には arc でも PS Suite がプレイできるポテンシャルは持っているということになります(もちろん arc にはゲームパッドはついていませんし、今のところ PS Suite で arc をサポートするというアナウンスもされていませんが)。
逆に基本的なスペックが arc と同じなので、操作に対するレスポンス等は arc とほぼ同等と言って良いレベルです。日本語表示が中華フォントだったり、POBox Touch が入っていないので独自に OpenWnn などの IME を入れてやる必要があったりしますが、違いと言えばその程度。日本語化などの手間も大したことなく、ごく普通に使えています。

内蔵されているバッテリパックは PLAY が X10 と同じ BST-41(仕向けが違うのでラベルが違いますが)、arc が BA750 となっています。容量はいずれも 1,500mAh(電圧だけ微妙に違う)ですが、BST-41 が幅狭な代わりに縦方向に長くて厚みがあるのに対し、BA750 のほうはかなり薄型になっている代わりに正方形に近い形状になっています。これはそれぞれのハードウェアが狙った形状の違いでしょうが、arc と PLAY の間でバッテリの共用がきかないのはちょっと残念。でも arc と acro では共通の BA750 を使用しているようなので、私の場合は X10 と PLAY、arc と acro 間では使い回せそうです。

さておき、日本で使う限り現時点では PS Suite のサービスも始まっておらず、「なんかゲームパッドがついた Android スマートフォン」でしかありませんが、ハードウェアとしては面白そうな端末なので、しばらくいじってみようと思います。

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